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だが急にマチコの声色が明るくなった。
「じゃが、高校に入ってからすぐ毎日楽しそうでな、わしともよく高校での話を通じて話をしてくれるようになって、しまいには残り短いわしに自分のことはいいから好きな事をしてほしいと言ってきたんじゃ」
ローは誤解していた。
Aを放り出して勝手に放浪していると思い込んでいたがAから言い出していたとは。
ローはそのままマチコをじっと見据える。
口を挟むわけにはいかない。
「恋でもしたんじゃな、とすぐ分かったわい。どんな人間かなんてAから呆れるほど聞いておるし、生徒と教師という関係ではあるが、結婚を決めたんならそれは1人の女と1人の男なんじゃとわしは思う」
両手の指を組んで、落ち着いて一言一言話す姿はAも初めて見るもので思わず唾をごくりと飲み込んだ。
ローは動じず、言葉を待つ。
返事を待つときの静寂がこの部屋に流れていた。
「恋愛する意味なんてどーでもいいわい。好きになった人と恋人関係になりたいなんて思うことは当然じゃ、以前の関係が良かったと後悔することもあるかもしれんが、それもしっかり考えた上でなんじゃろ？」
「はい」
ローは咄嗟に返す。
マチコは柔らかい笑みを返した。
上出来だと言うように。
「カカッ…！問題ナシじゃな、Aをよろしく頼む。ローくん」
「ありがとう、…ございます」
ローは立ち上がり頭を下げた。
マチコは照れ臭さを隠すようにまた笑った。
「しかしこんなイケメンが将来、孫になってくれるとはわしは幸せもんじゃな」
『おばあちゃん…』
そこはブレないのだなとAは苦笑する。
ローもそれに関しては少し引いていた。
「まぁまぁ、堅苦しいのはここまでにして茶でも飲んでいきなされ」
「お婆様」
「お婆様！」
マチコが顔をパァ…！と輝かせた。
デジャブだとローは思う。似ても似つかないと思っていたがしっかり遺伝子は受け継がれているようだ。
なんて呼ぶのが正解なのか分からないが、このままもうお婆様で行くことにした。
「こんなこと聞くのは厚かましいのですが」
「なんじゃ？」
「お婆様の中ではセーフゾーンはどこまでですか」
え？
Aはローを凝視する。
セーフゾーン。つまり、どこまで行為を行なっていいかということ。ちなみのローの中ではハグまで。
これを機に聞いておこうと言うことだ。
Aは正直キスぐらいはしたい。
じっとマチコに目線が集中した。
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sahokokapi(プロフ) - ロー先生、カッコ良すぎる！！続きが楽しみになってきた(*≧∀≦*) (5月18日 23時) (
レス) @page14 id: 95ad17c84b (このIDを非表示/違反報告)
popo(プロフ) - とても面白いです。続き楽しみにしています (2023年1月24日 17時) (レス) @page50 id: b53f6e36c7 (このIDを非表示/違反報告)
kanata(プロフ) - おにぎりさん» 更新読みました！あわ、あわわ、黒髪パーマ､､､､､黒髪パーマ！？青い目！？( ` ༥ ´⸝⸝⸝))ﾑﾑﾑ、誰だ！？ (2022年12月26日 17時) (レス) @page50 id: c25e02bac7 (このIDを非表示/違反報告)
わたあめ - 一目惚れ読みです。（？）主様の書かれるロー先生がガチ好き過ぎます。え、あ、かわい。って。あと、ローとドフィのやりとりまじ面白いです。次も楽しみにしてます。 (2022年12月25日 14時) (レス) @page50 id: 9974b64967 (このIDを非表示/違反報告)
kanata(プロフ) - おにぎりさん» いえいえ！お疲れ様です、誤解解けて良かったです、闘病？も(๑ •̀ω•́)۶ﾌｧｲﾄﾃﾞｽ!! (2022年12月10日 12時) (レス) id: c25e02bac7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おにぎり。
| 作成日時：2022年10月25日 21時
