3 きっかけ -woozi- ページ3
woozi side
―――すごく疲れていた。
声援が多くなり、1位を獲り、日に日に自分達の人気が増えていくのを感じて
それが嬉しくもあり、プレッシャーでもあった。
もし、セブンティーンの人気がなくなったら。
それは全て俺の責任だ。
カムバ曲のリリースが近付くと共に、釈然としない不安が増えていった。
緊張を感じてるのはメンバー全員同じだとわかっているのに、
どうしても一人になりたくてリハの休憩が出たら、スンチョルの「おい！」という言葉を無視して一人になれる場所を探して走った。
今日、初めて曲を披露する。
沢山練習してきた。
大丈夫だ、大丈夫……
自分に言い聞かせるように考えていると、
「あ、あの〜……」
という女の声が聞こえた。
だけど今は誰とも話せるような気分じゃなくて、無言を貫いた。
「……えっと、あの…どうかされましたか？」
(…はやく何処かへ行ってくれ)
そんな俺の思いが届いたのか、
「…すみません、失礼しますね……」
という言葉を残してその人は去っていき、俺は再び思考の波に沈んだ。
それから何分経っただろうか
頭も冷えてきたし、もうそろそろ戻らないとな…と思った瞬間、肩にふわりと何かが掛けられた。
「風邪引かないといいけど…」
「あっやば、時間…
よーし午後も頑張るぞ！ Aファイティン！！！」
どこか暖かい明るい声を聞いて、その人の姿がみたくて目を開くと早歩きで遠ざかっていく後ろ姿が見えた。
「………Aさん、か」
肩に掛けられているショールを見て、お礼を言いたいと思った。
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ミュ - 更新頑張ってください!!!! (2017年7月11日 6時) (
レス) id: 4bb35ed287 (このIDを非表示/違反報告)
kaname(プロフ) - ニヤニヤしながら読んでます(≧▽≦)ダッツさんも席外れだったんですね(*ToT)私も外れでした…これからも頑張って下さい！楽しみにしてます！(*´ω｀*) (2017年2月9日 16時) (レス) id: 2eae7bb1a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ダッツ | 作成日時：2017年1月5日 2時
