成長中の名探偵【名探偵コナン】

廃墟の中に何がある？ ページ34

ＡＭ１１：２５

小五郎「・・・しかし、こんな場所が本当になんかの事件に関係があんのか？」

貴「あったらいいんですけど、こんだけボロボロじゃ不安ですね」

ホテルの扉を開け中に(どこから出したのか)懐中電灯の光を向ける

小五郎「っていうか、愛奈ならまだしもなんでオマエみてぇな小学生のガキをわざわざ一緒に・・・」

コナン「おじさんだけじゃ頼りないと思われたんじゃない？」

貴「先生なめられてんじゃないですか」

扉の先の暗闇に足を踏み入れながら、かつては天井にぶら下がっていたであろうシャンデリアの前で愛奈はしゃがみ込み、隣の小さな探偵に身長を合わせた

貴「確かに変だよね、見た目はただの小学生のコナン君を一緒に行動さして」

コナン「ああ・・・一体何の意味が・・・」

小声で二人が話し合っていると、ギィ・・・と軋む音が響き暗闇の中扉が開いた

コナン・貴「「！？」」

小五郎「な、何だ！？」

小五郎は飛び上がり咄嗟にコナンと愛奈の後ろに隠れる
しばらくすると、扉から一人のホームレスが出てきた

貴「先生、怖がらないでください。こんな真昼間にお化けなんて出ませんよ」

するとこっちに気が付いたホームレスは声をかけてきた

ホームレス「ここに住むのは無理だぜ、来週取り壊されるんだ・・・アンタも大変だな、子供二人も連れてなんて・・・」

小五郎・コナン「「・・・ん！？」」

貴「ｗｗｗ」

小五郎「いや、違う違う！！」

コナン「(あたりめーだ・・・)おじさん、ずーっとここに住んでるの？」

ホームレス「ああ、ホテルが潰れた二年前からな」

コナン「じゃあさ、最近何か変わったことなかった？」

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