成長中の名探偵【名探偵コナン】

第一のヒント ページ31

No side



『今夜10時までに事件を解決し、真犯人を探し出してくれれば、好きなだけ報酬を差し上げましょう・・・』

愛奈は淡々と言う依頼人に鋭い眼光でにらむ。

『しかし・・・時間内に解決できなければ・・・』

貴「このIDがドカン・・・ですね？」

『ええ、その通りです・・・』

貴「チッ・・・ど悪党が・・・！」

サラッと毒を吐き、愛奈は高田の胸倉を掴んでいる小五郎に向き直る

貴「毛利先生、落ち着いてください・・・高田さん、依頼者の所に行きたいのですが？」

高田「無理ですよ・・・私もどこにいるのか、わからないんですから・・・」

貴「・・・ダメか」


小五郎は落ち着きを取り戻し、高田の胸倉を離してモニターに向き直る


『ちなみに、あなた達の行動はすべて監視されています・・・IDにＧＰＳがついていましてね・・・警察に駆け込んでも無駄ですよ・・・』

貴「なるほど、対策は万全ですか・・・嫌な趣味してますね」←

『これ以上の無駄話は時間が無くなるだけ、それでは第一のヒントです・・・一度しか言わないからよく聞いてくれ・・・』

それを聞くと愛奈とコナンはすぐにメモを取る体制に入る

『Ｔ、Ａ、Ｋ、Ａ、３マイナス８だ・・・』

小五郎「何のことだ！？もう一度言ってくれ！！」

『一度だけと言ったはずだ・・・タイムリミットまで、あと１２時間・・・』

それと同時に部屋の中の柱時計が１０時の鐘を鳴らす

『さあ、謎を解決してもらおうか・・・私のために・・・そして子供たちのためにね
・・・』


そこでモニターは切れ、部屋が明るくなった

小五郎「クソッ！！」

貴「チッ・・・」

そして高田から依頼人からヒントを受けるだけのホットラインを渡され、三人は外に飛び出した

頭をひねる探偵たち→←人質は・・・

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す