検索窓
今日:7 hit、昨日:0 hit、合計:41,327 hit

678.過去〜予選〜 7 ページ10

少しだけ首を傾げて不思議そうに少年の言葉を待つ。
そんな美姫にしっかりと目を向けて少年は口を開いた。

少年)今の試合のプレーで僕は神条美姫さん……姫のファンになりました!!貴方なら、きっと上までいけます!それで、僕と友達になってくれませんか?

早口で言う少年に思わずぽかんとしてしまう美姫。
それは美姫だけではなく、南次郎達も目を見開いた。

南次郎)ちょいちょい少年よ

少年)あ。僕はノア・ミラーと言います

南次郎)そうかそうか。ノアか。いい名前だな……じゃ、なくてだな

ノア)はい?

ノアは何を言いたいのかと南次郎を見る。

南次郎)試合前と雰囲気変わってないか?それに、急にどうしたんだ

焦ったように尋ねる南次郎にノアは「あー……」と遠い目をした後、少し恥ずかしそうに答えた。

ノア)僕、テニスになると人が変わったように嫌味を言うやな奴になっちゃうんですよ。なんでか。友達にはよく二重人格なんて言われてて……やっぱり気分悪くしましたよね。ごめんなさい

緋香里)あれね。集中とかしてつい機嫌が悪くなっちゃう人とかと同じ事かしら?

ノア)そんな感じですね。それで、二つ目の質問は単純に僕が姫のプレーに一目惚れしたんですよ

本当に全くの別人のように見える輝かしい笑顔でノアは答えた。
試合前のあの姿がまるで幻だったかのように錯覚してしまう程の変わりようだ。

今の彼は爽やか100%。
背景・草原なんかがよく似合う。

ノア)それで、僕と友達になってくれますか?

改めて美姫に向き直ってノアが手を差し出した。

南次郎)はぁ……最初、こいつ嫌いだななんて思ってたもんだから調子狂うんだけど……

頬を掻きながら南次郎はぼやいた。

679.過去〜予選〜 8→←677.過去〜予選〜 6



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (54 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
89人がお気に入り
設定タグ:テニプリ , 氷帝 , 跡部
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

moka。(プロフ) - ゆうひさん» ただいまです!本当、やっと撮影の話が終わりましたよ。長かった…お次はまた過去の話になる予定です。上手く書けるよう頑張りますのでよろしくお願いします!! (2015年1月28日 21時) (レス) id: 87f8ced713 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうひ - おかえりなさいデス!(*=v=*)ゞそしてそして、更新オツです。やっと、撮影の話終わりましたねw次はみきちゃんの過去に入りますかね?!楽しみです がんばって下さい (*∂ω∂*)キュルッ☆ (2015年1月26日 23時) (レス) id: 6e86ecb774 (このIDを非表示/違反報告)
moka。(プロフ) - 菊丸星華さん» ただいまです!とても楽しかったですよ。沖縄料理がすごい美味しくて…… (2015年1月25日 21時) (レス) id: 87f8ced713 (このIDを非表示/違反報告)
菊丸星華 - お帰りなさい!楽しかったですか? (2015年1月25日 11時) (レス) id: bab13a277d (このIDを非表示/違反報告)
moka。(プロフ) - 湊さん» ありがとうございます!!今、那覇空港に着きました。楽しんできます! (2015年1月20日 13時) (レス) id: cb56cc312a (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:moka。 | 作成日時:2014年9月6日 12時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。