[テニプリ] 氷帝にやって来たのは？ １５ 〜努力家少女〜

７０１．美味しい？ ページ33

不二)ん〜凄いね！コレ。とっても美味しいよ！！

見た目の色、濃い紫の飲み物を一気に飲み干して不二は笑顔で言った。
だが、普通の人からして不二のその一言は信用ならない。
なんたって、七味などの辛い調味料一度で使いきってしまうんじゃないかと言うほど料理にかける味覚の人間だ。

ここは大石が飲むのをジッと誰もが待つ。

大石)強烈な激臭がするけど本当に大丈夫なのか？

柳)ああ。大丈夫だ。材料はどれも人が食べれるものだからな

大石)そうじゃなきゃダメだろ

何かと大石は口を開く。
どうしたら飲むのを止められるのか必死に頭の中で考えてるのだろう。

大石)ちょっと皆も匂いを嗅いでみろよ。ほら、手塚

手塚)遠慮しとく。早く飲んだほうがいいんじゃないのか

大石)じゃ、じゃあ！タカさん

河村)頑張って……ハハハ

誰もが大石から目を反らす。
そんな彼等からはひしひしと早く飲めよオーラが漂ってくる。

大石)くっ……

そんなオーラに悔しそうに顔を歪ませると、

大石)俺達は仲間じゃなかったのかぁー！！

そう言ってもうやけのようにその飲み物を飲みほした。
ゴクッと喉がなる。

大石)…………

菊丸)？あれ？大石？？

大石)これ、美味しい！！英二達も飲んでみなよ！！

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