[テニプリ] 氷帝にやって来たのは？ １５ 〜努力家少女〜

６７２．過去〜予選〜　１ ページ4

今日はいよいよ大会予選の日。
美姫達は会場へと走っていた。

美姫)早くっ……しないと……

リョーマ)走れー

倫子)あなたのせいよっ！！

南次郎)だからすまねぇって

会場までは南次郎の運転する車に乗って行く事になっていた美姫等。
しかし、南次郎がこの大事な日に限って寝坊をしていしまった。
大急ぎで支度をし、会場についたはいいが、受付場所まで車を止めた駐車場から１ｋｍ程離れた場所に位置していた。
そして、受付終了時刻までもあと少し。

そこで美姫達は猛ダッシュをしていた。

美姫)あっ！見えた！！

美姫達の視線の先に受付のテントが見えた。
やはり他の出場する選手は受付を済ませたようで、テント前には選手らしき人は一人も見えない。

倫子)あと一分！！

倫子のその声に美姫と南次郎がスピードをあげる。

受付の人)もう受付をする方はいませんかー

美姫)わぁぁぁぁ！！！するするするー

メガホンで周囲に呼びかける受付の人に向かって大声で叫んだ。
驚いた受付の人は走ってくる二人を目を見開いて見た。
キキィーっと効果音がつきそうな急ブレーキをかけて美姫は受付の人の前に止まった。

美姫)はぁ……はぁ……

南次郎)ぜぇ……ぜぇ……

受付の人)危なかった……ですね。疲れているところ申し訳ありませんが、早速参加する方のお名前や年齢などをこの紙に書いてください

必死の形相でやって来た二人に苦笑いをすると、受付用紙を出し、そう言った。

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