113話 ページ15
雄也とひかといのちゃんと圭人がご飯を作ってくれてたらしく、
うちで少し早めの晩御飯をみんなで食べることになった。
俺と雄也は寝室でタキシードから私服に着替える。
「雄也、めっちゃ似合ってたよ」
「有岡くんもカッコよかった」
「え〜なに？可愛いこと言うんじゃん。
んね、もっかいキスさせて？」
「いいよ？」
少し屈んでくれた高木の唇に優しくキスをする。
いつもよりほんの少しだけ長く。
うっすら目を開けると雄也はきゅっと目をつぶっていて、付き合い出した頃と変わんねぇなって。
名残惜しいけどそろそろ行かないとだから、
そっと離した。
雄也も少し寂しそうな顔をしたけど、
「続きは、みんなが帰ってから」
って言うと勢いよく背中を叩かれた。
リビングに戻ると温め直してくれた美味しそうなご飯の匂いがふんわりと香る。
「雄也、ブーケ持ってきたの？
まだお花も頭につけたまんまだし」
いつも通りの私服なのに片手にはブーケ持ってるし、頭にはまだお花が咲いてて
まさかの圭人にツッコまれてる。
「だって、髪キレイにして貰ってるからもったいないし。ご飯の時までは置いときたい」
机に運ばれたご飯がなくなって
少し落ち着いて来た頃に
高木が突然俺に耳打ちをした。
『…ブーケね、圭人にあげていい？』
恋人がいない、って嘆いてた圭人。
いつか必ず幸せになってほしいから。
素敵な人が見つかりますように。
うん、と頷くと高木は嬉しそうに笑って
圭人を手招きで呼んだ。
みんなとは少し離れたところでブーケを手渡す。
「え、本当に圭人がもらっていいの？」
優しく頷いて圭人に内緒話をするように耳打ちする雄也。圭人は少し泣きそうな顔で雄也に思い切り抱きついた。
雄也も圭人をぎゅっと抱きしめた。
微笑ましく思っていたけど、ひかだって欲しかったじゃないかなって隣のひかを見た。
笑いながら圭人と雄也を見ていたけど
どこか少しだけ寂しそうだった。
光くんの背中を摩るとうるうるの目を向けられた。
ごめんね、薮ちゃん鈍感で。
やぶひかが結婚する未来は見えてるのに、いつになるのかは分かんない。
突然視界が暗がりになった。
ひかの後ろに誰か立っている。
「光くん」
ひかの向こうに立っていたのは雄也だった。
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えはと(プロフ) - 侑葉さん» コメントありがとうございます！ぜひ採用させていただきます！少しずつですが更新頑張りますのでこれからもよろしくお願いします！ (2019年2月10日 9時) (
レス) id: e291ea7c47 (このIDを非表示/違反報告)
侑葉(プロフ) - ずっと読ませてもらってます。最近、�睫擇気鵑留Δ砲疋魯泙蠅靴討い襪里任△蠅燭�、ほんとに嬉しいです。病弱で華奢な�睫擇気鷓嚢發任后�もし、良ければ貧血エピソードなども書いて頂けると嬉しいです。これからも作者様のペースで頑張って下さい。 (2019年2月3日 9時) (レス) id: e04bce508f (このIDを非表示/違反報告)
えはと(プロフ) - はちみつさん» ありがとうございます〜！ありたかお好きな方がなかなかいないので嬉しいです！これからもよろしくお願いしますね！ (2019年1月31日 21時) (レス) id: e291ea7c47 (このIDを非表示/違反報告)
はちみつ - 更新頑張ってください。ありたか担なので、くっついてくれてすっごく嬉しいです！これからも頑張ってください！ (2019年1月29日 17時) (レス) id: aace91196a (このIDを非表示/違反報告)
えはと(プロフ) - ゆーやせーばぁさん» ありがとうございます！頑張って更新していきます！ (2018年12月3日 17時) (レス) id: e291ea7c47 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えはと | 作成日時：2018年12月2日 1時
