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あんな小さな体でたくさんのことと戦ってきたんだ。この子が幸せになるのはいつなんだろうか。
まだ冷たい指先を柔らかく揉んでやると
知念はこっちを見て優しく笑った。
チワワみてぇな。
そう思ってたらいつの間にかバスは家の近くに着いていた。
コンビニに寄って二人分のご飯を選んでると、知念がお菓子売り場で立ち止まっていた。
「なんか欲しいのある？」
「…いや、このキャラメル。
最近見ないから販売停止になったんだと思ってた」
「好きなの？」
「小さい頃いつも食べてただけ」
きっと、普段は節約ばっかりなんだろうな。
知念がよそ見している間にそっと1箱カゴに入れた。
二人分の弁当を買ってコンビニを出た。
少しだけ歩かないと家には着かない。
2人でてくてく歩いていると
知念が口を開いた。
「雨、怖い理由ね」
「…うん」
「お母さんがお父さんを殺した日が
雨だったから」
何も言えない。
抱えていたモノは想像より遥かに大きい。
握った手に力を込めてしまった。
「あの日、警察署で食べたキャラメルが1番古い記憶」
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えはと(プロフ) - ひー。さん» いつもありがとうございます！どっちも進められるように頑張ります！ (2018年12月1日 17時) (
レス) id: e291ea7c47 (このIDを非表示/違反報告)
ひー。(プロフ) - 新作待ってました!! これからの展開が楽しみです!! 同時進行頑張ってください!! (2018年12月1日 14時) (レス) id: 26f1b61412 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えはと | 作成日時：2018年12月1日 12時
