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その時、扉をノックされる。
「入って」
「お風呂と服ありがとう」
俺の私服に身を包んだ高木くんが入ってきた。髪はびちょびちょのままで。
「いえいえ。それより風邪ひくからドライヤーしなよ」
「大丈夫。俺しない主義だし」
「いいの。おいで」
俺に背中向けて前に座らさて、ドライヤーのスイッチを入れた。
熱い風で高木くんの髪がふわふわになっていく。さらさらで俺の髪質とは全然違う女子のような髪だった。
「髪キレイだな」
「そうかな？初めて言われた」
高木くんの明るい茶色の髪が指と指の間をすり抜けていくのが気持ちよかった。
「よし、乾いた」
「ありがとう、色々してくれて」
小さくお辞儀してくれる。
「あと、高木でいいよ。
みんな高木って呼んでるし」
「じゃあ、高木ね。
高木、お家の人に電話できる？」
優しく問いかけたら俯いたけど
携帯をカバンから出して電話をかけだした。
『もしもし、雄也？
どうしたの？』
「…ママっ……、あっ…」
言えない、そりゃ言えないよな。
高木の目からは涙が零れ落ちて
貸した服の袖がどんどん濡れて行った。
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えはと(プロフ) - ひー。さん» いつもありがとうございます！どっちも進められるように頑張ります！ (2018年12月1日 17時) (
レス) id: e291ea7c47 (このIDを非表示/違反報告)
ひー。(プロフ) - 新作待ってました!! これからの展開が楽しみです!! 同時進行頑張ってください!! (2018年12月1日 14時) (レス) id: 26f1b61412 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えはと | 作成日時：2018年12月1日 12時
