思い ページ32
「大丈夫·····くらってしただけ····」
「２週間も学校休んで！
他にやりたいことってなんだよ！」
「···そんなの、ないよっ！」
俺は床に座ったまんま、涼平を見上げて言った。
「先々週、家に赤ちゃんが落ちてた。
····一鈴っていう赤ちゃん····たぶん、妹····。
俺はこの子を守らなきゃいけないんだ。だから、高校を諦めた。
きっと、一鈴が····俺が幸せになる····最後のチャンス····」
「そんな·····ごめん····。俺、偉そうに言って。」
「俺、働く。一鈴と人生やり直す。
だから、涼平には迷惑かけらんない。
バイバイ、さよなら涼平。
１人だけの友達でいてくれてありがとう。」
俺は笑顔を見せて、もうふりかえらないと
心に決めた。
「俺、高校卒業したら、真琴と同じ場所で働く！
んで、結婚する！」
涼平の言葉に我慢してたものがみるみる溢れ
俺は涼平の元に走っていった。
嬉しくて悲しくて辛くて
本当は高校行きたかった。
友達100人作りたかった。
夢を叶えたかった。
でも、叶わない。すべて。絶対。
俺は立っている涼平の腰に抱きつき
膝立ちの姿勢で泣いた。
何時間も、何時間も。
涼平は何も言わず、寒いはずなのに、
俺の背中を撫でてくれていた。
それから、俺の大切な人は涼平だけだった。______
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菜々(プロフ) - えっ 本当のことだもん!! (2014年12月14日 19時) (
レス) id: 6e6ba6943d (このIDを非表示/違反報告)
火野スウ(プロフ) - 菜々さん» 目の前にいるのにそれはあかんわ。 (2014年12月14日 16時) (レス) id: 2f1bff439e (このIDを非表示/違反報告)
菜々(プロフ) - 好きです....!! (2014年12月14日 15時) (レス) id: 6e6ba6943d (このIDを非表示/違反報告)
菜々(プロフ) - うん!!!!めっちゃ読んでるよぅ(´>∀<｀)ゝ 早く続き書いてね。。 (2014年10月31日 22時) (レス) id: 6e6ba6943d (このIDを非表示/違反報告)
火野スウ(プロフ) - 菜々さん» おぉ！やっほ！!(^^ゞどう？面白い？ (2014年10月31日 21時) (レス) id: 2f1bff439e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：火野スウ | 作成日時：2014年6月10日 23時
