愛力 ページ21
「真琴·····本当によかった····」
急に一鈴が泣き出した。
·····そうだよな。目の前で赤ちゃんが死にかけたんだもん。
冷静に紹介状の病院まで連れてきてくれたんだよな。
「一鈴·····ありがとう、な？」
「····うん。生きててくれてありがとう。」
一鈴がお腹を触って優しく笑った。
その顔が、はっとするくらい＿＿＿＿母さんに似ていた。
と、いうことは俺にも似ているのかな？
そんなことをふと思った。
それと·····
「あぁっ······医療費····」
「お金のこと、気にしないでね」
「え？なんで？」
「暇でしょ？読んだら？」
そう言われて手渡されたのは女子中高生のファッション雑誌だった。
ペラペラとページをめくると
大人っぽい笑顔をうかべて笑う一鈴が写っていた。
「一鈴？！」
「そう。私ねモデルなの。だから____」
「＿＿＿何で言わなかったの？」
一鈴が真顔になった。
「真琴を助けたかったの！」
そう言って涙をこぼした。
やっと気づいた。
一鈴はずっと我慢してたんだ。
俺に心配かけないように。
「一····鈴っ！ごめんっ····」
自分のことしか考えなかった俺。
ダメなヤツは俺じゃん····。
その時、俺の体が優しく包まれた。
一鈴が抱きしめてくれていた。
「世界で一番、真琴を尊敬してるから。」
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菜々(プロフ) - えっ 本当のことだもん!! (2014年12月14日 19時) (
レス) id: 6e6ba6943d (このIDを非表示/違反報告)
火野スウ(プロフ) - 菜々さん» 目の前にいるのにそれはあかんわ。 (2014年12月14日 16時) (レス) id: 2f1bff439e (このIDを非表示/違反報告)
菜々(プロフ) - 好きです....!! (2014年12月14日 15時) (レス) id: 6e6ba6943d (このIDを非表示/違反報告)
菜々(プロフ) - うん!!!!めっちゃ読んでるよぅ(´>∀<｀)ゝ 早く続き書いてね。。 (2014年10月31日 22時) (レス) id: 6e6ba6943d (このIDを非表示/違反報告)
火野スウ(プロフ) - 菜々さん» おぉ！やっほ！!(^^ゞどう？面白い？ (2014年10月31日 21時) (レス) id: 2f1bff439e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：火野スウ | 作成日時：2014年6月10日 23時
