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__プロローグ__ ページ1
黒尾sibe
いつも通り公園で研磨とバレーの練習をする約束をしてた
研「ごめん、遅れた」
『大丈夫！！早く行こうぜ！！』
公園に行く途中、強い風が吹いて
被ってた麦わら帽子が飛ばれて
『俺の帽子ぃっ！！！』
いま思えば馬鹿馬鹿しくてため息がでる
宙に浮いている帽子だけを見ていて、いつの間にか歩道から道路へ
そこに大きなトラックがやってきた
研「クロ！！危ない！！」
聞いたこともない研磨の大声も
耳に入った時にはもう遅くて…
《大丈夫？飛び出したら危ないからね》
目を開けたら俺と俺の麦わら帽子を抱きしめるように抱える女の子
俺は焦って後ろに下がるが尻もちを着いちゃって
その子は笑うどころか
《立てる？手、貸すからさ、》
薄ら覚えてる声、手の温もり、笑顔、
俺が知ってるものの中で
1番、あたたかい
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作者名：隣のリンさん | 作成日時：2020年11月3日 22時
