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「ただいまー...」

普段あまり言わない言葉を口にしたことで、自分が浮かれてることに気づく。




ぺたぺたと自分の足音だけが響くリビングへの廊下。

人の気配がないと思ったそこに、人影があって驚いた。









「おかえり、キュヒョン」




「あ、...ヒョン...」


もう、後ろめたさを感じることはないのに、
淋しそうな目で見上げられると

この人に対して、罪悪感を感じずにはいられない。









「どうだった?...A」


「え...へ?」

あまりにびっくりして、すごく間抜けな声を出してしまったけど。

そうだ。
僕は3人で食事をした後、強引にあの人を送る役目を買って出たんだった。




「俺...最後なのに、泣かせちゃったからさ。あの後、なんか俺のこと言ってなかった?」





ヒョンの言い方に、

…あの人への未練が感じ取られた。




「う...ん、大丈夫。

何も...言ってなかったよ」



 


  ……もう、私たち。

  ドンへのことは、忘れよう。…ね?






言いながら、あの人の言葉がずんと胸に突き刺さる。

まだまだ

僕たち三人の関係はフクザツだ…。






.

.

.




「キュヒョナ〜。
いつまで寝てんの?ご飯できたよ!
早く起きて、食べるよ〜!」



こういうしっかりしたとこや、
優しいマメさを…


素直に褒めてやれない自分が嫌い。

そんなネガティブなこと思う寝起き。

……。




「んあぁぁぁ…何時ぃ〜…
起きるからさ……」


いつもなら、上半身を少し持ち上げて、起きるアピールをすれば納得してくれるのに。

今日は、部屋まで入ってきた。






「昨日、ヒョン………。

とどめ刺されたんだって?」


……。



忘れてた。

こいつには全てバレてるんだった。


「あぁ。みたいだね」

面倒で、てきとーに返事をしたのに







「もう、お前のものなの?」



開かない目で見上げたら

すごく嬉しそうな顔で僕の返事を待ってるから、本当は言いたくなかったけど、






「あぁ、ヌナは僕の彼女だ…」



…僕の彼女…。




「…ヒョンにはまだ内緒なんだよね?(笑)」

女子的なノリで嬉しそうに部屋を出て行く後ろ姿を見ながら



…僕の彼女。


もう一度その言葉を噛みしめる。




時間を確認した携帯で、そのままヌナに電話した。


「…はよ。Aヌナ…」
「…キュヒョン君。おはよ」


朝の少し掠れた声も可愛いくて、途端にテンション上がる。


まだ、始まったばかりの関係。




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まさみ(プロフ) - 愛来さん» 愛来さん、こんにちは。そう言って頂けてとても幸せです。途中で終わってるもう一つの作品を頑張ろうかなと思ってますので、よろしければそちらで暇つぶししていただけると有難いです(o^^o) (2016年5月21日 15時) (レス) id: 909d176069 (このIDを非表示/違反報告)
まさみ(プロフ) - りんこさん» まさかりんこ大センセからコメがくるとは…!どこを終わりにしていいのか悩んでて、ドンヘを強引に落ち着かせました(笑)次また書く気になれたら書きます(笑)なんせ基本は読み手なものですから☆ (2016年5月21日 11時) (レス) id: 909d176069 (このIDを非表示/違反報告)
愛来(プロフ) - まさみさん、こんにちは。終わっちゃうの?いやだ〜もっと読みたいです。 (2016年5月20日 16時) (レス) id: 4d319ddc53 (このIDを非表示/違反報告)
りんこ(プロフ) - まさみさん♪まさみさんのぎゅうちゃんに最後まで一途に愛されて幸せです(>_<)ヌナの些細な言動で機嫌が直るとこ可愛くて母性本能擽られました…!今後もぎゅうちゃんはメンバーに嫉妬しながらも大事にしてくれるんだろうなぁ♪最初から読み返します!お疲れ様でした☆ (2016年5月20日 16時) (レス) id: a89a5160d9 (このIDを非表示/違反報告)
まさみ(プロフ) - ようこさん» ドンへ、全く出てこなかった…。ごべんねぇ、よぉごじゃぁぁん← (2016年5月1日 22時) (レス) id: 909d176069 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まさみ | 作成日時:2015年6月20日 16時

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