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上手くいってない…って言ってたけど。
だからって何を期待するわけでもなく。
ヒョンの後ろを付いて歩く。
僕たちが、
…僕が、
あの人に初めて会った店…
ガラッッ
「Aー。…あれ？まだ来てない」
２人ずつ向き合って座る４つの椅子に
ヒョンと向かい合わせに座る。
もうそれだけで、
この後…
目の前で２人が恋人同士だと見せつけられるのかと思って
悪酔いしそう…。
ガラッッ
「ごめんなさい、遅くなって！」
ほどなくして、騒がしく登場した、
ヒョンの彼女。
…僕の、好きな人。
僕を見て、
あの、寂しそうな笑顔を向ける…
「…久しぶり」
ど…くんっ…。
キラキラの笑顔を見た時。
思わず告白したあの部屋。
漢江で歩いた遊歩道。
ヒョンから聞く「A」
会わないと決めて飲んでた酒。
一度だけ触れた手の感触。
一気にいろんなことが駆け巡って
あたま、真っ白…。
「あ、…会いたかったです」
思わずホンネが出て、
この人がビックリした顔で僕を見たから、
僕も慌ててヒョンを見たけど、
…笑顔でうんうん頷いてた。
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多分、この三人の中で一番楽しんでるのは、間違いなくヒョンだ。
大好きな彼女と、気を許した弟が相手じゃそりゃあ楽しいだろう。
はしゃぎすぎて、
僕たちのぎこちなさに、
全く気付いてない。
だけど、僕は分かる。
目の前の２人も、…ぎこちない。
ヒョンの言う「上手くいってない」は本当なんだ…。
三人ともが、微妙な関係…。
…ブーッ、ブーッ…
ヒョンの携帯が震えて
「あ、ごめん、電話出るね」
電話の相手と話し込んでるから、そこにいるのにいないような、不思議な感じ。
まるで、この人と２人きりみたいだ。
「もう一本頼んでいいですか？」
「どうぞ(笑)本当ワイン好きだねー」
間を持たせるために、ワインリストに目を落とし、必死で選ぶ…フリをしてる。
「私もワイン勉強しようかなー…」
独り言なのか、僕に言ってるのか分からないように、ぽそっと…
この、ふわっとした感じが好きなんだよな…とか、
目でリストを追いながら、
身体の全神経が、この人に向いてる僕…。
そんな僕と
頬杖つきながら、一緒にリストを見てたこの人の
視線がぶつかった。
…電話に必死なヒョンは気付いてない。
ヒョンこそ
僕たちの存在を忘れてる…。
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まさみ(プロフ) - 愛来さん» 愛来さん、こんにちは。そう言って頂けてとても幸せです。途中で終わってるもう一つの作品を頑張ろうかなと思ってますので、よろしければそちらで暇つぶししていただけると有難いです(o^^o) (2016年5月21日 15時) (
レス) id: 909d176069 (このIDを非表示/違反報告)
まさみ(プロフ) - りんこさん» まさかりんこ大センセからコメがくるとは…！どこを終わりにしていいのか悩んでて、ドンヘを強引に落ち着かせました（笑）次また書く気になれたら書きます（笑）なんせ基本は読み手なものですから☆ (2016年5月21日 11時) (レス) id: 909d176069 (このIDを非表示/違反報告)
愛来(プロフ) - まさみさん、こんにちは。終わっちゃうの？いやだ〜もっと読みたいです。 (2016年5月20日 16時) (レス) id: 4d319ddc53 (このIDを非表示/違反報告)
りんこ(プロフ) - まさみさん♪まさみさんのぎゅうちゃんに最後まで一途に愛されて幸せです(>_<)ヌナの些細な言動で機嫌が直るとこ可愛くて母性本能擽られました…！今後もぎゅうちゃんはメンバーに嫉妬しながらも大事にしてくれるんだろうなぁ♪最初から読み返します！お疲れ様でした☆ (2016年5月20日 16時) (レス) id: a89a5160d9 (このIDを非表示/違反報告)
まさみ(プロフ) - ようこさん» ドンへ、全く出てこなかった…。ごべんねぇ、よぉごじゃぁぁん← (2016年5月1日 22時) (レス) id: 909d176069 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まさみ | 作成日時：2015年6月20日 16時
