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ふうぅぅ

深呼吸したAが俺を見た。


どんな話か想像つかないけど、



付き合うことに対して自信がないとか、
会社から何か言われたか…。


それくらいの予想はしてた。



「いいよ、話して?」


「ぅん」



またそこから少しの静寂があって…





促すように、
Aの手を少しキツく握り直す。








「キュヒョナ…







わたし…、ね。







…妊娠した、みたい」









Aの顔を、目を、…見てた俺は

目線を、Aのお腹へゆっくり落とした。





「…ごめんなさい」


もう一度、小さな声で謝るから






訳わかんない。









「うゎ。

ってか、マジ分かんない。

なんで謝ってるのか」



博識な俺の知識によれば←

妊娠が分かった途端芽生えるのが母性。

父性は生まれ出た我が子をこの手に抱いて、やっと芽生えるものだと。




なのに、今の俺。


…何してるって。





Aの前に回り込み、お腹に頬を当ててぎゅって腰に手を回してる。

父性が芽生えた←




「…キュヒョナ…?」

俺の肩に置かれたAの手が
不安気に、微かに震えてる…。



あぁ、ヌナ…

もう泣かないで…





「不安にさせてごめんな。

泣く必要も、…謝ることなんて。

こんなに嬉しいことなのに。

俺の仕事のせいで、

…こんな思いさせて悪かった。

これで、キチンと結婚できるよ」







俺たちは、家族になれる…








ひとしきり、俺の興奮も落ち着いて、
お腹の子から離れる。

もう一度、Aの横に座って…




まるで…
初めてAに触れるかのように


そっと


そっと


くちびるを重ねた…。








それから二人で軽めの夕食をとり、俺はAをそっとベッドに寝かせた。


「マネヒョンと今後のこと話し合ってくる。
今日はAも、気疲れしただろうから。
先に寝ててね。
俺たちの子のためにもね(笑)」


そう声を掛けると、
おとなしく目を瞑ったA


暫く髪を撫でてたら、聞こえてきた寝息を確認して、俺は1つ上の階にあるマネヒョンの家に向かった。





SJを守るため。

Aを守るため。

俺の子を守るため。



最善の方法を、考えなきゃ…





.

8→←6



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まさみ(プロフ) - みぃさん» ありがとうございます! (2015年8月21日 6時) (レス) id: 941adbe526 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - はじめまして。楽しませていただいてます(*^_^*)ツイッターフォローさせていただきました。よろしくお願いします。 (2015年8月20日 23時) (レス) id: 6bdcea1b88 (このIDを非表示/違反報告)
まさみ(プロフ) - ようこさん» もうすでに軽く昇天(笑)だめだめ。もうほんと脳内おかしくなってきた。次章ラブモード全開で!! (2015年6月11日 14時) (レス) id: 941adbe526 (このIDを非表示/違反報告)
ようこ(プロフ) - まさみさん» いやいや生きて帰ってきてーーーwwww まじでまじでこんなラブラブモード (〃ω〃) ティッシュ大量に持参してねwww (2015年6月11日 12時) (レス) id: 12ac2e3c23 (このIDを非表示/違反報告)
まさみ(プロフ) - ようこさん» 明日から三日間、濃厚デートです(〃ノωノ) どうしよ。久々にラブラブモード突入の時に三日も会っちゃったら、神戸で鼻血ぶーだよ(笑)それでもいい。神席、死んでくる!! (2015年6月11日 11時) (レス) id: 941adbe526 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まさみ | 作成日時:2015年2月22日 15時

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