sweet sweet home 1

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そう広くない会場に、


俺だけがひとり、ライトを浴びる。


ここには、俺しかいない…

そんな気になる。



そして…


真っ直ぐ伸びたライトの先には






愛しい人、Aが…。


純白のドレスを纏って、







真っ直ぐ、俺を見てた…。



俺、だけを…。






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神の御前で永遠を誓い、


改めて指輪をはめる。



んんっ？
緊張して、指輪を上手く持てない…。



「…ぎゅ、手袋…外したら？(笑)」

バレないように小声で言ってくれるけど、
肩が揺れてるからな(¬_¬)



でも言われた通り急いで手袋をはずして←



それでもやっぱり震える指先で



そっとAの指に…







…うぅぅ、泣きそう。←

毎日見てたその輝きは。
いつもとなんら変わらないのに…。


最初にはめた、あの時より

何倍もの、感動だ…。(泣)







牧師「では、続いて新婦から新郎へ」



「……」


Aだって、レースの綺麗な手袋をしてるのに。

イヤミな程滑らかな動作で、俺の指にはめていく。







A「…ありがとう」


「…？」
薄いベールで隠された表情は、はっきり分からない。

てか、今喋っていいのか？



互いに指輪をはめた両手を握り合い

ほんの数秒…向き合ったまま固まる。




目だけ動かして牧師様を見たら、にこやかな笑顔で俺たちを見てるだけだ。


あれ？

「誓いのキスを…」とかって、言われてからするんだろ？違うのか？

していいの？←






一瞬で色々悩んだ俺だけど。



ヌナが…。



Aが…。







握った手に力を込めて、






俺を、見上げて…。







「…ん？」







A「…私を、奥さんにしてくれて












ありがとう…」







…どきどきどっきーーーーーん！！！






破壊力ありすぎなその一言に。

背筋から頭の先まで電気が走る。






俺の方こそ、好きすぎて

Aのためなら、何でもしてあげたい。

そんなことばっか考えるイタいヤツになってるのに…。









それくらい、俺…







Aに、溺れてるから…。








何も言われなくても、


片手でベールを捲りあげ






一瞬、場内のザワつきを感じたけれど



ただ、目の前のAが好きだという

それだけで…。








慌てて、驚いて

目を見開いたままの、Aに




口付けた…。





熱く、熱く


愛を込めて…。








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