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「疲れた?」
疲れてるに決まってるのに…。
「ん、でも楽しかったからね…」
緩く束ねてた髪を解きながら答えるヌナの後ろ姿に、唆られそうになった自らを鎮める。
気持ちとしては当然、なし!
なんだけど…。
いい大人になっても、
身体は…情けない///
「ぎゅ…、なんか飲む?」
「あ!?あぁ、うん、いいよ。それよかシャワーしてくる!」
「?…うん」
気付かれた?!
挙動不審だったよな。
…恥ずかしい。
.
.
.
さっぱりしてリビングに戻ると、
ヌナは俺たちのDVDを熱心に観てた。
「Aも入っといでよ」
「…んー…」
顔はテレビに固定されたままの、適当な返事。
こういう時、ヌナは「ファン」なんだなぁって思い知る。
…俺はここにいるのに。←
「A」
横に座って身体を寄せてみたら、
チラッとだけ、俺を確認して。
また画面に戻った視線…。
そんなに邪魔されたくなかった?
テレビの中の自分に嫉妬するなんて、俺もどうかしてるけど。
ワザと…。
視線を遮るように…。
ヌナの顔を覗き込んでから。
ゆっくり…
くちびるを合わせてみた。
「…ん、…!」
突然のキスに驚いたあと。
ふわ…っと、…身体の力が抜けて
俺に身を委ねる瞬間が、好き。
俺を、好きでいてくれる。
そう思えるから。
「…キュヒョナ」
重なるくちびるの隙間から零れる声も、好き。
腰のあたりをぎゅっと握ってくるとこも。
名残惜しくくちびるを離した後に
目の合う瞬間、
恥ずかしそうに揺れる睫毛も…。
…全部が。
俺を好きだと伝えてるみたいで、好き。
「…キュヒョナ?…どうしたの?」
はぁぁ。
俺、満たされた///
「キュヒョナ?」
「ん?…さらんへ、A」
突然どうしたの?ってまだ赤い顔のまま
それでも優しく笑うヌナが
…大好きだ。
「私ね…」
柔らかく話すヌナ。
「この頃のDVDは、今まで…イェソンオッパばかり観てたの…」
え…。
ずーん。←
「だから、今はぎゅばかりを見返してるの。
この頃は、どうしてぎゅを好きじゃなかったんだろう…って思いながら(笑)」
…むはっ///
「俺…生きてて良かった…」
「ふふっ…おおげさ(笑)」
マジだよ…。
SJの、
メンバーになれて、良かった…。
そんなことを、改めて考える。
二人だけの、再スタートの夜…。
.
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まさみ(プロフ) - みぃさん» ありがとうございます! (2015年8月21日 6時) (レス) id: 941adbe526 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - はじめまして。楽しませていただいてます(*^_^*)ツイッターフォローさせていただきました。よろしくお願いします。 (2015年8月20日 23時) (レス) id: 6bdcea1b88 (このIDを非表示/違反報告)
まさみ(プロフ) - ようこさん» もうすでに軽く昇天(笑)だめだめ。もうほんと脳内おかしくなってきた。次章ラブモード全開で!! (2015年6月11日 14時) (レス) id: 941adbe526 (このIDを非表示/違反報告)
ようこ(プロフ) - まさみさん» いやいや生きて帰ってきてーーーwwww まじでまじでこんなラブラブモード (〃ω〃) ティッシュ大量に持参してねwww (2015年6月11日 12時) (レス) id: 12ac2e3c23 (このIDを非表示/違反報告)
まさみ(プロフ) - ようこさん» 明日から三日間、濃厚デートです(〃ノωノ) どうしよ。久々にラブラブモード突入の時に三日も会っちゃったら、神戸で鼻血ぶーだよ(笑)それでもいい。神席、死んでくる!! (2015年6月11日 11時) (レス) id: 941adbe526 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まさみ | 作成日時:2015年2月22日 15時