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仕事場なんて…
恥ずかしくて行きたくなかったけれど。
マネオッパがしきりにあやまるから、
…もう何も言えなくて。
でもでもでも…。
スタッフさんの遠慮がちな視線が、
ずっと、辛い…。
しかもこれ、ヒチョルオッパの彼女設定じゃない?!
ってくらいに、心配そうに側にくっついてる。
「オッパ?…あ、の…」
「何だ?横になるか?寒いか?」
うううー…。
オッパの気遣いがぁぁ…。
それに。
実は、
スタッフさんより気になる…
私の正面。
背を向けて座り、メイクしてるぎゅ。
さっきから何度も何度も。
鏡越しに目が合うんだもん…。
…鏡越しに見るぎゅ。
私だけのぎゅから、少しずつアイドルのキュヒョンに変身していく。
その過程が全て終了し、
…私の横に歩いてきた。
カツカツ…と、
革靴の音を鳴らしながら…。
「…かっこいー…///」
「ヌナっ…////」
思わず口に出たホンネに、二人の頬が赤く染まる。
「げっ、…なんだよ、このバカップル」
ヒチョルオッパが憎まれ口を叩きながら笑顔で立ち上がって出ていった。
「スパショ以来だよ…。」
「ヌナだけだよ、そんなに言ってくれるの(笑)」
ぽんぽんと、頭を撫でながら見せる笑顔。
その顔すら眩しい。
なのに
「もう外さないから」って…
結婚指輪に、ちゅ…って…
そんなキザなことしちゃって…。
カッコよすぎて、もう俯くしかなかった。
.
.
.
メンバーが出ていった控え室。
広い空間にひとりでいたら、
この2日の間に自分に起きたことをイヤでも考えてしまう…。
赤ちゃん…
結婚…
アイドル…
幸せ…。
全部を手にすることは、ワガママすぎたのかな…。
コンコンっ。
「失礼しまーす!」
誰かが部屋に入ってくる気配で、はっと我に返る。
「…オンニーーー!!」
目が合うと同時に、駆け寄ってきた。
ミジュちゃん!
「わぁ!珍しい!こんなとこで会えるなんてー!見学ですか?」
「うん、ちょっと…」
そうだよね、知らないんだもん…。
色々と親身に相談に乗ってくれてるミジュちゃんだけど。
まだ言ってなかった…。
「Aちゃん…」
その後ろから、
躊躇いがちに私を呼んだのは、
チェヨンオンニ…。
と、
その後ろに、背の高い女性が…。
「…??」
見たことある………。
!!
ほっぺに口紅!!!
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まさみ(プロフ) - みぃさん» ありがとうございます! (2015年8月21日 6時) (レス) id: 941adbe526 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - はじめまして。楽しませていただいてます(*^_^*)ツイッターフォローさせていただきました。よろしくお願いします。 (2015年8月20日 23時) (レス) id: 6bdcea1b88 (このIDを非表示/違反報告)
まさみ(プロフ) - ようこさん» もうすでに軽く昇天(笑)だめだめ。もうほんと脳内おかしくなってきた。次章ラブモード全開で!! (2015年6月11日 14時) (レス) id: 941adbe526 (このIDを非表示/違反報告)
ようこ(プロフ) - まさみさん» いやいや生きて帰ってきてーーーwwww まじでまじでこんなラブラブモード (〃ω〃) ティッシュ大量に持参してねwww (2015年6月11日 12時) (レス) id: 12ac2e3c23 (このIDを非表示/違反報告)
まさみ(プロフ) - ようこさん» 明日から三日間、濃厚デートです(〃ノωノ) どうしよ。久々にラブラブモード突入の時に三日も会っちゃったら、神戸で鼻血ぶーだよ(笑)それでもいい。神席、死んでくる!! (2015年6月11日 11時) (レス) id: 941adbe526 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まさみ | 作成日時:2015年2月22日 15時