sweet sweet home 1

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ほんの少し、

この新しい「日常」に、慣れたかな？
と感じるこの頃。

ピアノ講師の仕事は週４回。

それ以外は極力、ぎゅのスケジュールに合わせた生活をする。

宿舎のおばさんとも随分仲良くなった。




「あ、Aちゃん？ごめんね、おばさんだけどー。仕事終わった？」

講師の仕事を終えた時間を見計らったかのように、ロッカーで鳴った携帯。

「今から帰りますよー」

「良かったぁ(泣)ちょっとお願いがあってねぇ」





おばさんの娘さんが、予定日を2ヶ月も残して急に産気づいたとかで。

宿舎の仕事を途中で切り上げてきたらしい。


「事務所にもちゃんと連絡はしてあるんだよ。今までも急に休んだこともあるんだけどね。そばにAちゃんがいると思うと…つい頼っちゃって…」




「わかりました。
できる範囲で家事やりますね」




まだ寒い夕方のソウルの街を

マフラーを耳まで上げて、急いで帰る。




.

.

.

宿舎の部屋に入ると

おばさんが言ってた通りのやりかけの台所が目に付いた。

そして、大量の洗濯物…。



10時頃にみんな帰ってくる予定だから

…あと４時間。

そんなに焦ることなく済ませられるかな。



とりあえず大量の洗濯物をハンガーから外して、ソファーで畳みだした。


…ぎゅと一緒に住む前だったら

このパンツ畳むのも…勇気がいったかも///




ぎゅと住みだして…
メンバーとの距離も、もれなく近づいた。



それを、ぎゅが、嬉しく思ってないのも

気付いてる…。




「メンバーにヤキモチ妬かれてもねー」


ふざけ気味に思いを口にした途端。





「お前、何やってんの？」

背後からの声に、一瞬で固まる！！




「え、え、えっと…」

どうしよう。

手にはパンツ。←




振り向かなくても分かる、声の主…。




「あっ、おかえりなさい。

…ヒチョル、オッ…パ」





恥ずかしい…(泣)



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