悪女潰す系女子を潰す系女子。

４３。 ページ46

「ふんふふ〜ん♪」




体育館に忘れ物をしたので鼻歌を歌いながら取りに向かう。
タンッタンッとスキップをしながら体育館へ向かうと、途中の水道でマネちゃんズが集まっているのが見えた。



「んや〜？ 何してるんだろう。」



んー、細かくは見えないけど、羽瀬川さんが焦っていらっしゃる。
あれれ、私今日何か仕掛けたっけ？


記憶に無いなぁ……。



もしかして、自滅しちゃった？





「天使さん、何見てるの？」




何やらイケボが聞こえる！ そう思い振り返ると……。



「ぁっ！ 京治さんっ！ なんかマネさん達がお話ししてるな〜、って思って！」



京治さんが居ました。



「……こっち来てるけど、盗み聞きしてた、ってバレちゃうよ？」


「えっ？ わわ！ それは行けない！」




ぞろぞろとこちらへ向かってくるマネさん達。


逃げたら姿見られちゃうなぁ……、どうしよう。
なんて考えていると京治さんに腕を掴まれ壁に引き寄せられる。



「け、けーじさっ……」

「静かに。多分バレない」




マネさん達にはバレなかったけど、羽瀬川さんには見られちゃったなぁ……。

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