悪女潰す系女子を潰す系女子。

４２。 - Suzumeda ページ45

泣いている羽瀬川ちゃんを囲む私たち。



何があったのかな……。



「ッ……、ドリンク作ってたらっ、天使さんに……」


「じ、じゃあ、天使さんが梟谷の人に渡していたドリンクは……羽瀬川さんが作っていだって事ですか？！」



谷地ちゃんが言う。

天使さん、そんな事を？



「ん〜？ それ、ほんと？ 羽瀬川さん〜」


「雪絵、どういうこと？」



いつも通り語尾を伸ばしてのんびり言う雪絵。


確か雪絵は羽瀬川ちゃんと同じ高校を担当しててな。



「だって、それが本当なら羽瀬川ちゃんは烏野と、梟谷の分も作ってた、って事でしょ〜？」


「そうだけど……」





「２校分作ったにしては帰り速かったね〜。」





「ぁ……」



サァァ、と顔を青くした羽瀬川ちゃん。




「それに〜、私羽瀬川ちゃんが帰ってきた後にタオル取りに外出たんだけど、その時に天使ちゃんドリンク作ってたなぁ。」

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