悪女潰す系女子を潰す系女子。

３５。 ページ38

「とーきょーだー！」


「はーい、はしゃいでないで支度支度〜。」



東京！


音駒！梟谷！

強豪校ーー！



ぐぐ〜、と背伸びをして気合を入れ直し、大きめの荷物を持った。


……あれ？マネージャーの荷物は……？



「な、なにこれおもっ……。」


「羽瀬川さんかぁ……。

んもぅ！ 重いなら早く私に渡せばいいのに！」



一応羽瀬川さんも女の子なんだから、無理して重いもの持つ必要なんてないんだから。



「はっせがっわさぁーん、その荷物私が持ってきますからぁ……。


トロトロしないで下さぁ〜い。」



ぐい、と荷物を奪い右手で持つ。



「ぁ、ちょっと天使さん？！」


「重いならそう言って下さいねぇ？

私、力なら自信あるんだからぁっ！ 遅くて嫌になっちゃうぅ！」



にしてもこれなにいれたっけ？

中学の頃の合宿より重いんだけど。



中高そんな変わる？






「……ありがとう。」

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