悪女潰す系女子を潰す系女子。

２５。 ページ28

「は…。」




“なんで”というような目でこちらを見る羽瀬川さん。


だって、私に不利な動画を私が皆に見せてるんだもんね？


本当は貴女が見せる予定だったのかな？



「A、この子達、前辞めてった子達だよな？」

「はい。私絡まれたんですよぉ…」

「この会話からして、Aが辞めさせた、っていうことになるんだけど。」

「……。」



マッキー先輩と、まっつん先輩が私に問いかける。


羽瀬川さんは、心底嬉しそうな顔をしている。



あぁ……そういう顔ムカついちゃう。

なんかもうちょい……そう！さっきみたいな顔してくれないかな。



「天使さん、そうな……」


「ちょっと先輩方、待って下さい。」



羽瀬川さんの言葉に被せるように英が言う。

マッキー&まっつん先輩はきょとん、という顔をしている。



「Aは、押し付けたんじゃなくて、新しくマネージャーになった人にドリンクの作り方や、他の仕事を覚えさせるために、仕事を任せたんじゃないですか？」

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