悪女潰す系女子を潰します系女子。

５３。 -Hasegawa ページ8

どう？天使。
マネの先輩達が一気に私と親しくなってしまったわね。


女子という生き物は、恋愛というものに敏感な存在。
逆にそれを使わせてもらったわ。




普通に、赤葦くんが気になる。というのもあるけど……。




「羽瀬川ちゃん、赤葦って結構モテるから合宿中に何かやっとかないと〜。」

「えっ？ そうなんですか……。」


「ふふふ、そこら辺は私たちがどうにかしてあげる！ この期間中にぎゅっと距離縮めちゃって！」



キャーキャーと盛り上がる先輩達。
天使は、顔を伏せて何かを考えているようだった。

悔しいのかしら？

ふふ、それだったら凄く滑稽ね！




「じゃ、まずは連絡先からゲットしないと！ 羽瀬川ちゃんグループ作るから入りな！ 赤葦も招待しとくよ」




携帯を出した雀田さんに言われ、私も携帯を出す、数秒後、グループの招待が来た。

……赤葦君、参加するかな。


すると、ピコンという音と共に【赤葦が参加しました】との通知が来た。




「おっ、参加した参加した！ 赤葦だから寝てると思ったけど、起きててよかったよ。」

「羽瀬川ちゃん、自然な形でゲットしときな。」




そう促され、文字を打とうとした時、赤葦君が、メッセージを発信した。









赤葦A、招待して良いですか。

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