悪女潰す系女子を潰します系女子。

４９。 ページ4

「ッはぁ……！ やっぱ風呂上がりのコーヒー牛乳おいしい〜！」




休憩スペースで冷えた牛乳をゴク、ゴクと飲み干す。

…………身長欲しいな。




「ぁ。」

「あ。」




少しダラリとしていると、長身眼鏡ノッポ君、もとい月島君が来た。

数秒間止まっていた月島は、牛乳を買うと、私の隣に座った。



…………？。




「ねぇ。」

「なぁに？」






「その喋り方気持ち悪いし、何か気に食わないから “素” で喋ってヨ。」



「………どうして分かったの。」







「猫被ってる人程、ボロが出やすかったりする。……ま、アンタはもう１人の方より断然上手かったけど。」


「へぇ〜。よく見てるねぇ……正体がバレたの２人目だよ……バレー部手強いなぁ。」


「大体話は読めてるけど、アンタ、もう１人の方どうするつもりなの。」


「………どうするんだろうね、それもホントは分かってるんじゃなぁ〜い？」







フ、と笑った月島君。
よいしょ、と立ち上がり牛乳瓶を置いた。



「ま、面白そうだったら手助けぐらいはしてあげるヨ。」


「あは、それは頼もしいなぁ。……それじゃ、おやすみ。 “ 蛍 ”。」


「！……おやすみ。」





あーぁ、ほんっと、バレー部手強い。

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