XL�� ページ45
テヒョンside
「Aと離れたくない。ねえ、A、3日後にはもういないんでしょ？」
口に出した途端、熱かった胸が急激に冷えて、心臓が鷲掴みにされたみたいに苦しくなる。
暇さえって、いつ出来るの？
いつになるの？
そんなことばかり考えちゃう。
お互い様なのに。
「うん。でも、それまで会えないなんて、俺壊れちゃいそう…A〜…」
甘えるように、Aの肩口に顔を埋める。
いい匂い。
落ち着く。
もう、くっついて離れなくなってしまえばいいのに。
「テヒョン…私だって、テヒョンに会えないなんて嫌。でもこればっかりは…」
Aの声が震えてる。
けど、俺と同じ気持ちでいてくれることに安心するし、喜びを感じる。
「…うん、わかってるよ。仕方ないよね」
そう、仕方ない。
お互い、やりたいことをやって生きてるんだから。
「でも、あと3日はここにいるから。明日はお休みなんだよね？ずっと、一緒にいられる？」
この時期に、Aに出逢えた時に、仕事が落ち着いてくれてよかった。
忙しかったらきっと、ここまで進展しなかったと思う。
そもそも出逢えてたかどうかも怪しい。
「明日はずっと一緒にいよう」
そう口にすれば、Aが俺の方を見て微笑んでくれる。
お互いのおでこをくっつけ合う。
けど、その笑顔が儚げで。
俺は今出来る限りの笑顔を見せた。
…ちゅっ。
えっ？
何が起こった？
Aが遠慮がちに背伸びしてきて、華奢な手が俺の首に触れたと思ったら。
優しすぎるキスを頬にしてくれた。
驚いた。
けれどそれも一瞬で。
「口がいい。口にして？」
Aの後ろ髪を梳くように、撫でながら更に顔を近づける。
獲物を狩るような熱い目を向ければ、耳まで真っ赤になる。
はあ、今すぐ形の良いAの唇に触れたいのに触れられないのはある意味拷問。
躊躇してるA。
でも、俺諦めないよ？
してくれるまで、このままだよ？
辛いけど。
なんて思っていたら、再び首を引き寄せられる。
心臓がどくんと激しく波打つ。
あ、やばい。
俺の方から唇に触れそうになるのを抑えるため、目を閉じる。
ふにっ、て表現がぴったり当てはまるような、触れるだけの可愛いキス。
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マロンチョコ26(プロフ) - ずっと更新楽しみにしてます (2017年11月20日 0時) (
レス) id: d93b2646ea (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃぱふぇ。(プロフ) - kimnaaさん» 返信遅くなりすみません(>_<)そう言って頂けてとても嬉しいです！有難うございます<(_ _*)> (2017年8月22日 7時) (レス) id: 4914aafb63 (このIDを非表示/違反報告)
kimnaa(プロフ) - テヒョン最高です！新しい設定で面白いです！続き楽しみです〜〜 (2017年8月17日 17時) (レス) id: e68b5e5454 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まっちゃぱふぇ。 | 作成日時：2017年8月10日 14時
