【HQ】俺らのマネージャーは…一体何なんだろうか【青城】

48話 ページ8

茜｢妖怪のくせにバレー現役やめたと思えばマネージャー？妖怪なのに？人間のサポートしてるの？笑えてくるわ｣



…はは、そんなに言うかなァ？



『…わ…たし…アカネに何かした……？』



思わず声が震えた



茜｢はァ？たくさんしてきたわよ。
練習止めるわ、邪魔なブロックするわ、あれをサポートするこっちの身にもなりなさいよ。
それに、試合行く度に指さされたのよ、アンタのせいで。まァアンタは気づいてなかったみたいだけどネ、いや、気付こうとしなかった｣

『……そっ…か……でも…私は謝らない……アカネ達に迷惑かけたかもだけど……それでも…私は…あのブロックで…後悔をしたことない……悪いとは思ってない…から……』

茜｢別に謝られたところで許すわけないじゃない？はァ…マネージャーやめたら？アンタみたいな妖怪がマネージャーじゃ青葉城西も恥よ｣



私はアカネから離れた

そしてその場にしゃがみ込む

…聞きたくない



茜｢まァアンタみたいな妖怪をマネージャーにした青城も青城よね。だから白鳥沢(うち)に勝てないのよ｣

『…………あ？』



…何て言った…？



茜｢白鳥沢に勝てるわけがないのにあんなに必死になって…妖怪じゃなくてもっと良いマネージャーを入れれば少しはマシになるんじゃない？｣

『…青城が白鳥沢に勝てないとでも…？』

茜｢？当たり前でしょう？だって白鳥沢は一人一人に技術が凄い。けど青城は凄いといえば及川さんぐらいじゃない？あとは凡々｣



私は思わずアカネの胸ぐらを掴む



茜｢何？事実言われてカッとなった？ふふっ｣

『マネージャーじゃねぇテメェが知ったようなこと言ってんじゃねえヨ』

茜｢(ｿﾞｸｯ…)｣



冷静になれ、ダメだ、これ以上は……



茜｢…ははっ！ごめんごめん
白鳥沢にも凡々…いや、それ以下がいたね？
アンタのお兄さん｣

『……は？』

茜｢よくあの邪魔なブロックを受け入れたよね、白鳥沢も。中学の頃より妖怪度増したんじゃない？｣

『…………………………』

茜｢まァアンタよりドシャット率も高い。けどたまに読みを外してチームに迷惑をかける。なのに辞める気はない。ホント、白鳥沢の皆優しいわよね。私ならすぐに捨てる。
妹も妹なら、兄も兄ね｣



あ、ダメだ

手を出したらダメだ

冷静になれない



ｶﾞｯ！！！



『……っ…ふぅ……』



私はアカネの横の壁をぶん殴った



茜｢(…コイツがマジギレするの、初めて見た
…あはは、これ、利用出来そう)｣

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