【HQ】俺らのマネージャーは…一体何なんだろうか【青城】

75話 ページ35

ー次の日

ー朝



及川｢昨日はすみませんでした！！！｣

｢｢すみませんでした！！！｣｣

『…………は？』



突然皆に謝られた

え、何、怖っ



入畑｢ありがとな、マネージャー｣



入畑監督にもそう言われ頭を撫でられた

…え？何が？

昨日…？あ、あぁ…

あの恥ずかしいやつネ……



『いや別に…謝られることじゃないですし…というか……謝ってる暇あるなら今こそ練習するべきだと思うのですが？』



私はクソ笑顔でそう言ってやった



｢｢は…はい…｣｣

『声が小さい！』

｢｢はい！！！｣｣



…ったく…

しっかりしてよネ



入畑｢マネージャーもマネージャーらしくしっかりしてきたな｣

『エッ』

溝口｢1番しっかりしてるのはやっぱりマネージャーだな｣

『…しっかりしてるのは岩泉先輩かと』

溝口｢言えてる。何で及川が主将なんだろうか｣

『ホント何でですかネ』

及川｢聞こえてるんだけど溝口くんとAちゃん！！｣



まァ、実際ちゃんとわかってますけどネ

私も溝口コーチも、皆も



ーーーーーーーーーー

ー午後練



及川｢IH予選の組合せ出たよ〜！｣



及川先輩が紙を持って体育館に戻ってきた

私達はその紙を覗き込む



『…ゲッ』

岩泉｢同じブロックに烏野も伊達工もいるのか…｣



青城は今年シードだ。

だからもし当たるとしたら…烏野か伊達工…



及川｢飛雄を叩き潰せる…！！｣

『………………』

岩泉｢学ばねぇなお前｣



何言ってももうこの人は治らない気がする。

諦めヨ



花巻｢あ、Aは月刊バリボー見た？｣

『！見ました！若利クン！』

松川｢言うと思った、あんなことされたのにね〜｣



そう言って松川先輩と花巻先輩はニヤニヤした



ー牛島｢これで我慢しよう｣



『っ…思い出させないでください！IH予選で気まずくなるじゃないですか！』

花巻｢会うこと前提なのね｣

『当たり前じゃないですか！
私達が勝って、白鳥沢と戦うんです。…お兄ちゃん達が負けるわけがないですからネ』

松川｢…どっちの応援してんの？｣

『勿論青城です』

松川｢おお…即答｣

『…確かにお兄ちゃんも若利クンも白鳥沢の皆も好きです。だからこそ、私はこのチームで白鳥沢に負けたくないんです』



そう言うと松川先輩と花巻先輩に頭を撫でられた



『エッ、何ですか、先輩？』

花巻｢…マネージャーがAで良かった｣

松川｢俺も…｣

『？？？』

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