キミに惚れられました。2【JK】

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グクは軽く私にキスを落として、渋々リビングへ戻っていき、うつ伏せのまま気をつけの格好でソファに寝転んでいる。


グクの拗ねた時のポーズだ。


5歳児か・・・。





残りの洗い物を済まして、リビングに行けば、未だに拗ねたポーズをしているグク。




『グクー？』


JK「何ですかー？」


『こっちを見てよ。』


JK「Aがキスしてくれるなら。」


『するする。』





グクが顔をこちらに向けるので、軽く唇を重ねると、嬉しそうに笑っている。




何気ないこんな毎日が、とても大切でとても幸せ。








『カフェに新人が・・・？』


JK「そう。残念ながら。」




唇を尖らせながら話すグク。




『残念ながら？グクの後輩ができるってことだよね？
良かったじゃん。』


JK「後輩だけど、ヒョンです。」


『ヒョン？ってことは、年上？』


JK「しかも韓国人っていう。」


『韓国の人多いね、ここら辺。』


JK「なんか、ユンギヒョンに憧れて、韓国から追っかけてきたらしいですよ。
はぁ、なんて迷惑な。」



『ねぇねぇ、なんでそんなに嫌がってるの？』


JK「別に、嫌なわけでは・・・嫌だけど。
A、もうカフェに来たらダメです。」



『え？なんで、そうなる？』


JK「とにかく、だめ！」




そう言われると、その新人さんも見てみたくなるんだけど。


見に行ってみようかな？




JK「A、今カフェに見に来ようとしてるでしょ！」


『わ、なんでバレたんだろう。』



JK「Aの考えることはお見通し。
絶対ダメだからね！」



『はいはい。行かないよ。
でも、残念だなぁ。グクの格好良いエプロン姿がもう見れないのかぁ。』


JK「ヒョンの休みの日なら、来て良いよ？
Aに会いたいし。」


『その新人さん、月曜日が休みだと良いね。』


JK「そうだねぇ。あーもう。ほんと、早く辞めないかなぁ。」






グクが何故そんなに新人さんを嫌がっているのか分からないけど、グクと同じ韓国の人なら、悪い人じゃないと思うんだけどなぁ。



私の知ってる韓国人は、かなり良い人ばかりなので、勝手にその新人さんも良い人だというイメージが出来上がっている。


落ち込んでいるグクの頭を撫でれば、微笑んだグクに唇を奪われた。

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