検索窓
今日:21 hit、昨日:22 hit、合計:793,073 hit

77. ページ31

『ユンギさんは、日本に来て長いんですか?』


YG「うん。もう5年くらい経つかな。」


『通りで日本語が上手なわけです。
言われるまで韓国人だと分かりませんでした。』


YG「それは、どうも。
まぁ、来る前に日本語の勉強かなりしたからな。」


『ユンギさんは、何で日本に来たのですか?』


YG「今日、その質問が好きだな。

もともとは、ヘアメイクアーティストになろうかなぁとか思って、日本に来て、とりあえず一流の美容院とかで働いてはみたけど・・・


俺はある人の助けになればと思ってそうやってたんだけど、そいつに、自分の為にと思ってやってるなら、やめてくれって言われて。
自分の1番やりたいことをやってくれって。

まぁ、別にそいつの為なら何だってしても良かったし、それはそれで楽しかったから。
全く新しいことでもやってみるかと思って、なんだかんだでこうなった。」




ヘアメイクアーティストからカフェの店長だなんて、かなり違う道だけど、それはそれでユンギさんらしいなぁなんて思う。



ジンさんも、ユンギさんも、誰かのために日本にこれるなんて凄いなぁ。



YG「Aは、なんで図書館で働くことにしたんだ?」


『小さい頃から本が大好きで。
本に携わる仕事がしたいなぁと思ってたら、今の仕事を選んでいました。』


YG「好きなことを仕事にできるって凄いよなぁ。
ジョングクもAも凄いよ。」



『グク?』




グクの好きなこと?仕事?



YG「あ、アパートここだよな?」



話している間にアパートの前に立っていた。



『あの、グクの仕事って・・・』



YG「あー・・・カフェのバイト、だろ?
あいつ、コーヒーが好きだからなぁ。
好きなくせに、ブラックは飲めないんだぜ?」


ユンギさんは優しく笑う。


なんだか、うまく話をはぐらかされた気がする。



YG「じゃあ、またな。」


ユンギさんは背中を向け、手を振りながら歩いて行く。




その背中に少しだけ溜息がでる。


ほんと、みんなして何を私に隠してるんだろう。





『まぁ、いっか。』



きっといつか分かる時がくるだろう。






その、“いつか”が来た時には、彼は私の隣にいないなんて、グクと一緒にいることが幸せすぎて浮かれている私には、想像もできなかった。

78.→←76.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (469 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1528人がお気に入り
設定タグ:JUNGKOOK , ジョングク , BTS   
作品ジャンル:タレント
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ヤンコチペン - コメント失礼します! ここから、ぐく氏たちはどうなっていくのか、気になってきました!笑 素敵な作品をありがとうございます!!応援しています! (2023年4月6日 23時) (レス) @page49 id: 257e9ab930 (このIDを非表示/違反報告)
狐兄弟 凌 - 後々グクたちは離れてしまうのかとかめっちゃ気になります!!くっつきグクさん可愛い!面白かったです (2019年11月2日 9時) (レス) id: 7d3711d128 (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - はじめまして^^一気読みさせていただきました!凄く面白いです!一途に想い続けてくれるJKにキュンキュンさせられっぱなしでした(笑)続きも楽しみにお待ちしております!頑張ってください! (2019年10月21日 18時) (レス) id: 3fc92ffbb1 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:まゆう | 作成日時:2019年10月21日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。