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部屋へ入れば、ジョングクくんはすぐに私の手を引いてソファへとつれて行き、そこへ座らせる。
ジョングクくんは、ソファの前へ何故か正座をしている。
JK「Aちゃんは、全部教えてくれた。
だから、今度は俺の番です。」
ジョングクくんは、真っ直ぐ私を見て話す。
私も床に座ろうとするが、ジョングクくんによってそれは止められる。
JK「引かないでね?
俺ってさ、結構変態なんだ。」
んん?
真剣な顔をしてそんなことを言うもんだから、つい吹き出しそうになるのを必死に耐える。
JK「だから、あの・・・初めてAちゃんを抱いた日、我慢きかなくて、たくさんたくさん無理させちゃったから。
引かれたかなと思って。
でも、Aちゃんを前にしてしまうと、どうしても我慢できなくてたくさんたくさんしちゃうから、俺はAちゃんを抱けないように、Aちゃんの部屋に行かなかった。
Aちゃんに嫌われたくなくて・・・
Aちゃんは嫌でも、俺に合わせてくれるでしょ?
それで、無理させたくなかった。
そしたら、こうなっちゃった。」
ジョングクくんは眉を下げながら笑う。
なかなか凄い発言をしていると思うんだけど、本人はかなり本気。
ジョングクくんは、本気で悩んでいたらしい。
私はどう答えれば良いんだろう。
しばらく悩んで、やっと口を開く。
『えっと・・・私はジョングクくんが好きだから。
それに、あの日、たくさんたくさんジョングクくんの好きを体いっぱい感じれて、私は幸せだったよ。
だから、嫌いになることはありません。
むしろ・・・私も、ジョングクくんと同じ、変態なのかもしれないね。』
私が笑えば、ジョングクくんも、嬉しそうに笑う。
お互いがお互いを思ってすれ違っていたらしい。
ジンさんの言う通り、思いを言葉にすることは大切だと感じた。
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ヤンコチペン - コメント失礼します! ここから、ぐく氏たちはどうなっていくのか、気になってきました!笑 素敵な作品をありがとうございます!!応援しています! (2023年4月6日 23時) (レス) @page49 id: 257e9ab930 (このIDを非表示/違反報告)
狐兄弟 凌 - 後々グクたちは離れてしまうのかとかめっちゃ気になります!!くっつきグクさん可愛い!面白かったです (2019年11月2日 9時) (レス) id: 7d3711d128 (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - はじめまして^^一気読みさせていただきました!凄く面白いです!一途に想い続けてくれるJKにキュンキュンさせられっぱなしでした(笑)続きも楽しみにお待ちしております!頑張ってください! (2019年10月21日 18時) (レス) id: 3fc92ffbb1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まゆう | 作成日時:2019年10月21日 0時