キミに惚れられました。【JK】

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『日本に何しに来たのですか？』


「みにきました。」


『何を？」





「きみみたいな、かわいいおんなのこ！」





彼はにこっと笑った。


あ、この人もヤバイ人なのかもしれない。




そう危険を感じた時に、丁度アパートのホールについた。


ゆっくり降ろしてもらえば、なんとか立てるようになっていた。





「なまえ・・・」


『ありがとうございました！！』





私は頭を下げ、走って階段を登る。


失礼なのは承知。


けれど、男の人は怖いということをつい最近学んだばかりで、それこそ、第2のストーカーが生まれるかもしれない。





助けて貰ったのに、本当に悪いと思う。


悪いと思うけど、ごめんなさい。


部屋に入り、鍵を閉める。




韓国からわざわざ日本に女の子のナンパに来るなんて、イケメンの考えることは違う。



大変な目にあったことなんてすっかり忘れて、ただただ、初めてあった海外のナンパさんの印象が強い1日となった。




それが、大きな誤解だったと知るのは、それからもっとあとの事だった。

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