キミに惚れられました。【JK】 (ページ30)

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『・・・あれ？』

体が熱い。

息もだいぶ荒い。

汗もびっしょりかいてるし、ジョングクくん・・・

『もしかして、熱がある？』

JK「・・・何ですかそれ。」

『いや、犯罪だの盗撮だの知ってる人が、熱を知らないわけないよね。』

JK「・・・とりあえず、家行きましょう。」

ジョングクくんは乱れた私の服を優しい手つきで直してくれ、私の手をとる。

ジョングクくんはアパートへの道中、無言で歩く。

先程より息遣いは荒く、かなりしんどそうだ。

最終的には、意識朦朧としているジョングクくんを私が引っ張って、部屋へと連れて入った。

ジョングクくんが私の部屋に入るのは初めてだけど、そんなことを考えてる余裕もなく。

扉を閉めれば、再び強く抱きしめられる。

『ジョングクくん・・・？』

JK「・・・あいつの匂いがする。」

悲しくそう呟くジョングクくん。

『・・・ごめんなさい。』

JK「Aちゃん、逃げてください。
俺もあいつと一緒。」

『・・・え？どういうこと？』

ジョングクくんの顔を覗き込めば、揺らいでいる彼の瞳が真っ直ぐ私を捕らえる。

そして、唇を奪われる。

最初は何度も何度も重ねるだけのキスだったが、それは段々激しくなり、まるで唇を食べられているみたい。

呼吸が苦しくなってきて、酸素を求めて口を少し開ければ、そのタイミングを狙ったように舌がねじこまれる。

口の中が熱い・・・。

ジョングクくん、かなり熱が高いらしい。

先程のストーカーの気持ち悪いそれとは違い、ジョングクくんのキスは気持ち良い・・・

快楽のあまり体の力が抜けてガクンと崩れ落ちそうになれば、ジョングクくんがすかさず体を抱きとめてくれる。

やっと離れたジョングクくんの顔を見れば、自分の唇をペロッの舐める姿が、色っぽすぎる。

JK「逃げてって言ったのに。」

『逃げる時間なかったよね。』

JK「でも、ほんと、逃げないと・・・

Aちゃんのその顔見てると、キスだけじゃ我慢できなくなる。

俺、すごい、我慢してる。」

ジョングクくんは私の肩に自分の頭を乗せ、ブツブツと何かを唱えている。

『えっと・・・？』

JK「今、自分の欲望に勝とうとしてるんで、ちょっと黙ってて。」

欲望！？

それは、ぜひ打ち勝って頂きたい。