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JK「まぁ、俺はちょっと物足りないですけど。」
そう言って、暗闇の中、唇に柔らかい感触。
え？何？何が起こった？
JK「…ふふ、結婚して初めてキスしましたね。」
キス…？
やっと明るくなった視界には、満足気に微笑むジョングクの顔が大きく映った。
『キス？なんで？』
JK「なんで？俺がキスしたいと思ったからじゃないです？
そこに理屈とかいります？
俺だって一応男なんですけど。」
呆気にとられている私。
だって、結婚して、今までそんなスキンシップなんて何もなかった。
頬を噛まれたり耳を噛まれたりはしたけど。
JK「そんなに驚きます？
俺たち、夫婦です。
キスをしない方が変じゃないですか？」
そうは言ったって、普通の夫婦ではない。
そこに恋愛感情はない。
そのはずなのに、私の鼓動はうるさくて仕方がない。
JK「俺、着替えてきますね。
せっかくのご馳走が冷めちゃいます。」
ニコニコとご機嫌そうに自分の部屋へと歩いて行くジョングク。
唇に残った感触に酷く動揺する私。
どうやら、私たちは夫婦になったらしい。
…いや、元々夫婦だったけど。
キス。キス！？
『勝手にキスした！！！！！』
JK「キスの許可なんかイチイチとりませんよ。
夫婦なんだから。」
ジョングクの部屋から聞こえてくる声。
『夫婦…だけど、さあ！！！！！』
JK「それに、結婚してからは初めてだけど、別にこれが初めてではないでしょ。」
『いや、初めてだよね？
私ジョングクのきききききキスなんかしたことないし！！！！！！！！』
ブーブー文句を言っている所に、部屋着に着替えたジョングクが帰ってきて、目を細めてジトーっと不満そうな表情を浮かべている。
JK「いや、初めてじゃないですよ。」
『初めてだよ。』
JK「…この酔っ払い。」
酔っ払い？
JK「…その感じだと覚えてなさそうですね。
ＯＫ。じゃあ無かったことにしましょ。
あー、お腹すいた。」
『無かったことにって。いや、』
JK「そんなにしつこいと、またキスしますけど？」
『結構です。』
渋々椅子に座る。
ダメだ。
記憶をどれだけ遡ったって、ジョングクとキスした記憶なんてない。
だって、そもそも付き合っていたわけでもないし。
JK「俺がいないところで絶対に飲酒はしないように。」
酒なんてもう、コリゴリだ。
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Sharon(プロフ) - めっちゃ好き！更新待ってます (2月5日 18時) (
レス) @page45 id: ba78d037f7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな - 今日も好きすぎます まゆうさん ありがとうです。 (8月20日 21時) (レス) id: c3cca9217a (このIDを非表示/違反報告)
たたたった(プロフ) - 面白かったです!!更新待ってます☺️☺️ (7月18日 22時) (レス) @page45 id: 8d4bed92ac (このIDを非表示/違反報告)
たぬき - 続きが気になってしょうがないっっ！！！ (7月17日 13時) (レス) @page45 id: 6d3f164a1d (このIDを非表示/違反報告)
ちな - 深夜まで読めるくらい面白かったです！続きが気になり眠れません…！応援してます！ (6月8日 0時) (レス) @page45 id: 8afab50b44 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まゆう。
| 作成日時：2021年9月12日 21時
