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そこまで言ったところで、メッセージの受信音が言葉を遮った。
頭を下げて画面を確認すれば、ジミンくんからだった。
【しばらく帰って来ないで。】
えー…しばらく帰って来ないでって。
私はあんたの旦那ですか。
『丁度会社に帰れなくなったので、ぜひ、よろしくお願いします。』
「ふふ、喜んで。」
女性はイ・ジインさんと言うらしく、年齢は私より４歳下で、ジョングクと同じ年らしい。
４歳も年下なのに、あの迫力。
…どんな人生を歩んできたらそんな貫禄が生まれるんだ。
ジョングクにしろ、到底４歳も下とは思えない。
ほんと、どんな人生を、
JI「私もね、婚約者に入籍当日にドタキャンされたんです。」
おおう…なかなか過酷な人生だった。
『当日…ですか。』
私なんか全然マシな方だったのか。
JI「まぁ、私の場合は、恋愛結婚ではなく、父親同士の決めた政略的結婚でしたし。
その人に会うのは、その日が初めてでしたし。」
出会ってその日に入籍！？政略的結婚！？何それ！！！！？
…いや、私も人のこと言えないけど！？
JI「あ、ちゃんと、小さい頃から許嫁の方のことは聞いていましたよ？
小さいときに一度だけ会ったこともありますし。」
『えっと…ジインさんって凄い人なんですね。』
JI「全然凄くなんかないですよ。
政略的結婚なんて、よくあることじゃないですか？」
いや、ないです。普通ないです。
JI「本当はそろそろ顔を合わせて、それなりにお互いを知って入籍の予定だったんですが、向こうのお父様が突然ご病気で亡くなられて…だから、お互いを知ってから、なんて悠長なことは言ってられなくなったんですよね。
だから、入籍の日に会って、その場で婚姻届けに名前を書いて提出する予定だったんです。」
あー、ダメだ。
普通の感覚で話を聞いていたら、ツッコみたいところだらけだ。
これは漫画か何かのお話だとでも思って聞こう。
JI「それなのに、急にいなくなって。
メッセージで�狷�籍の話は白紙に戻しましょう�瓩辰董�」
『そいつ、ぶん殴りたいですね。』
JI「急に暴力的ですね。」
『そんなやつ、社会的に抹消してやりたいです。』
JI「Aさん、顔が物騒です。」
『水をぶっかけてやるくらいでは、物足りませんよ、それ。』
JI「水？
ちょっと例えが特殊すぎるけど、まぁ、会ったこともないですし。
そんなにダメージはないです。」
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うに(プロフ) - もう何度も読んでますがやっぱり大好きなお話です！また更新される日を待ってます！ (4月29日 21時) (
レス) @page45 id: fc966db95f (このIDを非表示/違反報告)
Sharon(プロフ) - めっちゃ好き！更新待ってます (2月5日 18時) (レス) @page45 id: ba78d037f7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな - 今日も好きすぎます まゆうさん ありがとうです。 (8月20日 21時) (レス) id: c3cca9217a (このIDを非表示/違反報告)
たたたった(プロフ) - 面白かったです!!更新待ってます☺️☺️ (7月18日 22時) (レス) @page45 id: 8d4bed92ac (このIDを非表示/違反報告)
たぬき - 続きが気になってしょうがないっっ！！！ (7月17日 13時) (レス) @page45 id: 6d3f164a1d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まゆう。
| 作成日時：2021年9月12日 21時
