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JK「ふふ、Aさん、緊張してます？」
『へ？何が？』
やばい。
私の心の中の動揺が分かりやすく出てしまったか？
JK「え。これからお兄さんに挨拶するけど。」
あ。完全に忘れておった。
部屋の扉が開いて、あの仏頂面が覗く。
『ユンギオッパ。お久しぶりです。』
YG「…おう。」
リビングに通され、椅子に座る。
ゴクリと唾を飲み込む音が静かな部屋に聞こえてしまいそうだ。
『オッパ、元気でしたか？』
YG「…。」
腕組みをして私をじっと睨んでいるオッパ。
怖いよ、まじで。
物心ついた頃から、オッパはいつも不愛想で、私に微笑みかけてくれたことなんてなかった。
きっと、本当の家族じゃない私が家にいるからだろう。
私だけ、違う。
私だけ、オッパの妹でも、お父さんとお母さんの子どもでもない。
JK「先日はありがとうございました。」
YG「…あぁ。」
私の隣に座るジョングクの方へと視線を向けるオッパ。
…え、ちょっと待って。
『先日？』
JK「Aさんには内緒にしていたんだけど。
俺、Aさんと一緒に暮らし始めてすぐくらいに、ご家族に挨拶に伺っているんです。」
『…え？』
そんなの初知りだ。
JK「…ごめんなさい。
前の婚約者とのことも話させて頂きました。
タイミングはAさんに任せるとか言いながら勝手にすみません。」
ジョングクが、私の家族に挨拶に来ていたなんて。
1人で挨拶に来るなんて、怖かったと思う。
しかも、私は前の婚約者と別れたばかり。
そして、交際期間が全く無いジョングクが、挨拶よりも前に結婚したのだ。
そして、一番問題である事後報告。
それは、私のせいでもあるんだけど、家族からしてみれば、良い気はしないだろう。
そういうのも含め、私は、怖くてなかなか家族に報告できずにいた。
それを、ジョングクが1人でやってくれていたんだ。
JK「まぁ、俺なりのケジメというか。
Aさんとの結婚を許されていたのは前の婚約者であって、ご家族がAさんと結婚するのはその人だとずっと思い続けているのも、なんだか嫌で。
Aさんと結婚したのは俺です。」
にっこり微笑むジョングク。
JK「それに、Aさん、本当はすぐにでもご家族に報告したかったでしょ？
Aさん、ご家族のことが大好きだから。
すぐに報告できないような結婚をしてしまったのは俺です。
本当に、すみません。」
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うに(プロフ) - もう何度も読んでますがやっぱり大好きなお話です！また更新される日を待ってます！ (4月29日 21時) (
レス) @page45 id: fc966db95f (このIDを非表示/違反報告)
Sharon(プロフ) - めっちゃ好き！更新待ってます (2月5日 18時) (レス) @page45 id: ba78d037f7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな - 今日も好きすぎます まゆうさん ありがとうです。 (8月20日 21時) (レス) id: c3cca9217a (このIDを非表示/違反報告)
たたたった(プロフ) - 面白かったです!!更新待ってます☺️☺️ (7月18日 22時) (レス) @page45 id: 8d4bed92ac (このIDを非表示/違反報告)
たぬき - 続きが気になってしょうがないっっ！！！ (7月17日 13時) (レス) @page45 id: 6d3f164a1d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まゆう。
| 作成日時：2021年9月12日 21時
