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JK「俺、酒結構強いんだけどなぁ。
記憶が無くなるまで飲んだの、久しぶりです。」
…はい？
『記憶がなくなる…まで？』
JK「うん。
なんか、…その…あの、お店にね、行ったあとの記憶が無いんですよね。」
『あぁ、キャバクラ。』
JK「うん。キャバクラ。」
なんだ。
昨日の夜の記憶なんて、ジョングクの中にはないのか。
安心したような、少し寂しいような、そんな複雑な気持ちを、笑顔でごまかす。
『たくさん飲んだんだね。』
JK「…うん、飲みました。
Aさんはさ、」
髪を拭く手を止め、私の目の前まで来て視線を合わせる。
『なに？』
JK「俺がキャバクラ行っても何ともないんですね。」
『まぁ、男同士の付き合いって大変だよね。』
JK「普通、夫がキャバクラ行ったら、奥さんは怒るんじゃないの？」
『ジョングクは怒られたいの？』
JK「そういうわけじゃないですけど。」
何か言いたそうな、でも言えなくてもどかしそうな、少し不貞腐れたジョングクを見ていれば、なんだか、少しだけ可愛く見える。
『私はジョングクを縛る権利も資格もないよ。
それに、仕事だしね。』
JK「そうですか。
…今の、無しで。
忘れてください。
コーヒー淹れたので、朝ごはん食べましょうか。
ジミニヒョンから連絡来ました。
今日は昼から出勤してこいと。
Aさんもです。」
忘れてください、か。
『嫌じゃない。
…でも、凄く寂しかったよ。』
昨日、シュシュをくれたし。
少しくらい素直になっても良いか。
ジョングクは一瞬動きを止め、そして嬉しそうに笑った。
JK「そうですか、寂しかったですか。
じゃあ、早く帰れるように頑張りますね。」
『無理はしないでね。』
JK「俺、Aさんに寂しい思いはさせたくないんです。
それに、無理じゃなくて、俺がそうしたいんで。
俺も、キャバクラ行ったって、ずっとAさんのこと考えてましたよ。
今ご飯食べたかな？とか、お風呂入ったかな？テレビ見てるのかな？とか。
少しくらい寂しいと思ってくれてるかなぁ、とか。
…ちょっと夫婦っぽいでしょ？」
嬉しそうに話すジョングクに、昨夜の話を蒸し返して、また悲しい顔にさせてしまうのは嫌だった。
ジョングクがそれでいいなら。
まだ少しの間、一緒にいても良いのだろうか。
『…って、くさっ！！！』
JK「あ。パン焼いてたの忘れてました。
あー、焦げてる。すみません。」
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あーみー - 勉強頑張ってからこのページを開いたら更新されてました。。。！！もうほんっっっっとうに嬉しいです！いつもご褒美で読ませていただいてます！作者様なりのペースで更新頑張ってください。 (2021年9月12日 23時) (
レス) id: 14ddaebfbb (このIDを非表示/違反報告)
ハシモト(プロフ) - 毎回更新されるたびに大喜びして読ませていただいています！まゆうさんの書くもの全部大好きです！これからも応援しています！ (2021年9月4日 20時) (レス) id: 0a8c73e852 (このIDを非表示/違反報告)
りり - 感情振り回される感じが堪らなく好きですっっっ！！！ずっとずっと見てたいなあ。更新楽しみにしています！ (2021年9月2日 23時) (レス) id: 5e48ce6db1 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - JINさんの指輪で、君が消えるその前に。思い出しましたー！とにかく最高です！ (2021年8月28日 22時) (レス) id: 20b9f3ec07 (このIDを非表示/違反報告)
ジンペン(プロフ) - やだぁぁぁーー！別れて欲しくないー！……ジョングクに期待。 (2021年8月27日 6時) (レス) id: 243e188d0e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まゆう。
| 作成日時：2021年8月1日 21時
