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家にあるいろいろなものが、私と暮らす為に準備してくれたんだろうなぁと思うと、凄く嬉しかった。
JK「Aさん。」
『はい？』
JK「疲れていませんか？」
『疲れてないよ。』
JK「そう…。なら、今日、付き合ってもらいたいところがあります。」
ジョングクの綺麗な瞳が私を見つめる。
JK「俺とデートしてください！」
『デート？』
新婚生活２日目、どうやら、初めてのデートをするらしい。
・
『すごく…綺麗。』
JK「本当だ。凄く綺麗ですね。」
ガラス越しに見える、吸い込まれそうなほど綺麗な世界。
黄色や青、オレンジ色の鮮やかな魚たちが、泳いでいる。
ジョングクの運転する車に乗せられ、片道２時間くらいかけてきたのは、大きな水族館だった。
JK「Aさん、水族館好きなんでしょ？」
『え、それ、なんで…』
JK「さぁ、何ででしょ？」
『まさか…酔っぱらって…』
JK「元カレさんにプロポーズされた場所も水族館だって言っていました。」
おい、酔っ払い。
どこまで初対面の人に話しているんだ。
JK「Aさんの好きな場所。
そこを思い浮かべたときに、一緒に出てくる思い出は、俺との思い出がいいなぁと思って。」
肩が触れそうで触れないくらいの距離で並ぶ私たち。
その距離が少しだけ、もどかしい。
きっと、ジョングクが気を遣ってくれている距離なんだろう。
『でも、こんな遠くまで来なくても、近くに他にも水族館はあったでしょ？』
JK「…聞きたいです？それ。」
『まぁ、別に無理にとは言わないけど。
ただ、長時間も運転して、ジョングクが疲れるのは嫌だから。』
JK「別に、運転は嫌いじゃないです。
…ちょっと恥ずかしい理由ですけど。
プロポーズされた水族館は、家の近くにある水族館でしたよね。
そこへ行って、俺と一緒にいるAさんが一瞬でも元カレのことを思い出すのは、気に食わなかったんです。
だから、…あ、俺の仲良い幼なじみで、ジミニヒョンって言うお兄さんがいるんですけど、その人に聞いたら、つい最近できた大きな水族館があるって教えてもらって。
そこなら、元彼とも行ってないかなぁ…っていう…俺の勝手な理由です。」
大きな水槽を眺めたまま、少しだけ小さな声でボソボソと話したジョングク。
そちらを見れば、水槽のライトアップに照らされたジョングクの顔が、少しだけ赤いように見えた。
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あーみー - 勉強頑張ってからこのページを開いたら更新されてました。。。！！もうほんっっっっとうに嬉しいです！いつもご褒美で読ませていただいてます！作者様なりのペースで更新頑張ってください。 (2021年9月12日 23時) (
レス) id: 14ddaebfbb (このIDを非表示/違反報告)
ハシモト(プロフ) - 毎回更新されるたびに大喜びして読ませていただいています！まゆうさんの書くもの全部大好きです！これからも応援しています！ (2021年9月4日 20時) (レス) id: 0a8c73e852 (このIDを非表示/違反報告)
りり - 感情振り回される感じが堪らなく好きですっっっ！！！ずっとずっと見てたいなあ。更新楽しみにしています！ (2021年9月2日 23時) (レス) id: 5e48ce6db1 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - JINさんの指輪で、君が消えるその前に。思い出しましたー！とにかく最高です！ (2021年8月28日 22時) (レス) id: 20b9f3ec07 (このIDを非表示/違反報告)
ジンペン(プロフ) - やだぁぁぁーー！別れて欲しくないー！……ジョングクに期待。 (2021年8月27日 6時) (レス) id: 243e188d0e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まゆう。
| 作成日時：2021年8月1日 21時
