オンニの彼氏2。[完結]【JN】

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夢を見た気がする。





時々見る夢。


起きたらいつもどんな夢だったか忘れてしまうけど、懐かしいような温かい夢。







私はいつも決まって、小学校低学年くらいになっている。









グクが交通事故・・・といっても、本人いわく車にぶつかっても勝てると思ったという理由で、避け無かったらしい。


グクらしいといえば、グクらしい。


どんな幼稚園児だ。


運転手はたまったもんじゃないだろうけど。






JK「ぬな、おそいー！」


『ごめんごめん。今日、授業が終わるの遅くって。』


グクは折れた足を放り出し、不貞腐れたようにこちらを見てくる。




この頃のグクは今以上に私への依存が凄く、常に一緒にいた。


私自身も、グクが大好きな為、毎日必ずお見舞いに行った。



その日も同じように、授業が終わって急いでグクに会いに行った。




JK「はやく、おうちに、かえりたいなぁ。」


『グク、退院しても絶対大人しくしていないから、まだしばらくは入院だって。』


JK「やだよ〜、ぬなといっしょがいい。
ぬなも、けがしよ？そうしたらいっしょにいれるよね？」


笑顔でそう言うグク。






グク、その手に持っているハサミをどうするつもりだ。






身の危険を感じたので、グクに飲み物を買ってくると言って、病室を出た。



あの子の将来が不安だわ。

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