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「でもね。Aは高校三年生。もうすぐで卒業でしょ？
仲の良い友達もいるみたいだし。
それでね。ソクジンくん、Aを預かってくれないかしら？」
JN「…はい？」
突拍子の無い提案に、すっとぼけた反応しかできなかった。
僕が、Aちゃんを預かる？
「ソクジンくんに、Aと一緒にいて欲しいの。」
JN「でも、僕と一緒にいると、また危険な目に、」
「Aってね、まだソクジンくんのことを好きなのよ？
チミと結婚するんだって言ってる。
あの子、あの事件のせいで、ソクジンくんの記憶を失ってるの。
顔も名前も…。
それなのに、チミって呼び名と、約束のことは覚えているみたい。
それほど、ソクジンくんのことが大切なんでしょうね。」
Aちゃんが、今でも僕のことを想ってくれている？
「今度こそ、Aの傍で。Aを守って欲しいの。
私は、２人に幸せになって欲しいのよ。」
JN「おばさん…。」
「ダメ？」
にっこり微笑む彼女に、断る理由はない。
JN「ぜひ、僕にAちゃんを守らせてください。」
「そう言ってもらえて嬉しいわ。
Aを頼んだわね。」
JN「絶対。何があっても守り抜きます。」
「大丈夫よ、ソクジンくんなら。
あの２人が育てた子だもの。」
僕を育ててくれたお父さんとお母さん。
２人は最後の最後まで、僕を愛してくれていた。
たくさんの愛を僕に教えてくれた。
それなのに。
「ソクジンくん。
自分の未来は自分で切り開いていくものよ。
あの２人のためにも、Aのためにも、そしてあなた自身のためにも。
誰も、あなたの望む未来を作ってはくれない。
あなたが自分から作っていかなきゃ。」
おばさんの言葉は、やけにズッシリと心の奥深くまで響いた。
数日後、Aちゃんは僕の家へとやって来た。
最後に会ったのは小学生だったAちゃん。
それが見違えるほど綺麗になっていて驚いた。
だけど、あの頃とは変わらない、真っすぐで優しいところ。
そして、いつも太陽のような笑顔を見せてくれるところ。
泣き虫なところだってちっとも変わっていないね。
Aちゃんは僕を見ても、思い出さなかった。
けれど、はっきりと、�爛船澂瓩�好きだと言ってくれた。
僕は今度こそ、Aちゃんを守るよ。
僕は自分で、自分の未来を守る。
そう、思っていたんだけどな。
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まゆう。(プロフ) - ぽむ.さん» 教えてくださりありがとうございます！この作品、リメイクしているものでして、元が北海道にしていたので、そのままうってしまいました。すみません…。韓国が舞台で合ってます。すぐ訂正致しました。本当にすみません。 (2020年11月4日 7時) (
レス) id: c199fca4fa (このIDを非表示/違反報告)
ピッピ - ジンがチミだったかー (2020年11月2日 20時) (レス) id: d305fb51e1 (このIDを非表示/違反報告)
k.n(プロフ) - さすがです！チミがジミンちゃんかと思いきや、違う誰かがと思いきや！！流れがさすがです！ジンくんの真っ直ぐな愛で思い出しますように♪ (2020年10月29日 9時) (レス) id: 1a3cfb96cd (このIDを非表示/違反報告)
SiN(プロフ) - まゆうさんのジンくん、好きです(*´ω`*) (2020年10月28日 22時) (レス) id: bb3875de40 (このIDを非表示/違反報告)
ピッピ - ジンかっこよすぎ (2020年10月25日 9時) (レス) id: d305fb51e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まゆう。
| 作成日時：2020年10月23日 23時
