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「おっはよー！！」
玄関から元気な声が聞こえてくる。
JN「うるさい。何をしに来たの。」
「ヒョン、冷たいですよ〜！
可愛い可愛い弟分が会いに来てあげたんですよ？」
JN「可愛い弟分？心当たりがないんだけど。」
面倒くさそうに話すソクジンさんは、先程までの王子様のようなオーラはどこにもない。
玄関には、ソクジンさんと、これまた綺麗な顔つきの男性が立っている。
黒いフワフワの髪をぴょんっぴょん跳ねさせているその男性は、ソクジンさんに比べて落ち着きはない。
ソクジンさんを大人っぽいと表現するならば、この人は子どもっぽいのだろうか。
「あっ！！！」
私に気付き、切れ長の瞳を大きく見開く男性。
ソクジンさんを見れば、面倒くさそうに溜息をついた。
「やぁ！！俺はキム・テヒョン！！
ヒョンとは、高校の時からの先輩と後輩でね、とても仲良しなんだ。
よろしくね？」
口を四角にして無邪気な表情を浮かべるテヒョンさん。
この人も、モテそうだなぁ。
JN「Aちゃんが困ってる。テヒョン、お前帰れよ。」
TH「そんな言い方してると、ヒョン、Aちゃんに嫌われるよ。
ねぇ〜？Aちゃん！」
テヒョンさんは、私の後ろに隠れるように立った。
JN「Aちゃんから離れろ。馬鹿がうつる。」
ソクジンさんは私の腕を引っ張り、自分の方へと抱き寄せた。
不覚にもまたドキッとしてしまった。ごめんね、チミ！！
TH「何だよ、もう。
あ、もうバイトの時間だ。
せっかくAちゃんにやっと会えたのに。
あんまり話せなかったじゃん。ヒョンの馬鹿〜、ケチ〜、意地悪〜！！」
テヒョンさんは急いで靴を履き、玄関の扉を開いた。
TH「じゃあね、Aちゃん！また話そうね！！
あ！あと、ヒョンには気を付けてね？ヒョン、ムッツリさんだから。」
JN「テヒョン、いい加減にしろ。」
TH「やーい、ヒョンのばーかばーか！！」
テヒョンさんはそう言い残して、家から飛び出て行った。
嵐の去った後のように、私とソクジンさんに静かな沈黙が訪れる。
JN「なに、ボーっとしてんの？そんなんだから、キスされそうになるんだよ？」
ソクジンさんは、意地悪そうに笑った。
『キス！？その言い方、無いんじゃないですか！？
キスしようとしたのは、ソソソソソクジンさんですよ！？』
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まゆう。(プロフ) - ぽむ.さん» 教えてくださりありがとうございます！この作品、リメイクしているものでして、元が北海道にしていたので、そのままうってしまいました。すみません…。韓国が舞台で合ってます。すぐ訂正致しました。本当にすみません。 (2020年11月4日 7時) (
レス) id: c199fca4fa (このIDを非表示/違反報告)
ピッピ - ジンがチミだったかー (2020年11月2日 20時) (レス) id: d305fb51e1 (このIDを非表示/違反報告)
k.n(プロフ) - さすがです！チミがジミンちゃんかと思いきや、違う誰かがと思いきや！！流れがさすがです！ジンくんの真っ直ぐな愛で思い出しますように♪ (2020年10月29日 9時) (レス) id: 1a3cfb96cd (このIDを非表示/違反報告)
SiN(プロフ) - まゆうさんのジンくん、好きです(*´ω`*) (2020年10月28日 22時) (レス) id: bb3875de40 (このIDを非表示/違反報告)
ピッピ - ジンかっこよすぎ (2020年10月25日 9時) (レス) id: d305fb51e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まゆう。
| 作成日時：2020年10月23日 23時
