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それだけは絶対に嫌だ。
でも、従わなかったら、私はどうなる？
CM「早く。」
ピンポーンと、インターホンが鳴り響く。
CM「ちっ、誰だよ。」
チャンミンくんは私から離れ、玄関へと向かう。
恐怖で涙を止めることはできない。
早く、逃げないと。助けを求めないと。
ドカッ。
玄関で何かが倒れる音がした。
そして、私のいる部屋へと、誰かが走って来た。
苦しそうに呼吸しながら、汗を流しながら、普段の涼しそうな顔からは想像もできないくらい取り乱した表情を浮かべながら。
『ソクジンさん！！！！！！』
ソクジンさんはベッドの家で泣きじゃくる私を見て顔を歪め、そして強く強く抱きしめた。
JN「遅くなってごめん。」
なんでソクジンさんが謝るの？
悪いのは、ソクジンさんが注意してくれたのに、それを守らなかった私なのに。
って言いたくても、泣きじゃくる私には不可能で、ただ、首を横に振るしかできなかった。
CM「何だよ、お前。」
口端から血を流しているチャンミンくんが、怖い瞳でソクジンさんを睨む。
JN「…Aちゃん。もう少し待っててね。早く家に帰ろ。」
ソクジンさんは頭をポンポンッと撫でると、チャンミンくんの方へと視線を向けた。
JN「悪いけど。Aちゃんは僕のだよ。」
何か、とんでもない宣言をされた。
ソクジンさんのものになった記憶はないけど…まぁ、いいか。
CM「は？何言ってるんだよ。
俺はAと結婚する約束だってしているんだよ。
な？A。」
チャンミンくんは私の方へと歩みより、微笑みながら私の頬へと触れる。
先程の事が鮮明に思い出され、体が強張る。
CM「約束したよね？俺たち、結婚するんだよな？」
チャンミンくんが微笑む。
…違う。
『約束した。』
CM「ほら、」
『でも、私もチミも、あの頃とは違う。全然違う。』
CM「A？」
『私は好きな人がいるの。』
震える手を必死にもう片方の手で押さえながら、チャンミンくんを見る。
『私はずっとずっとチミが好きで、ずっとずっと、会えるのを楽しみにしていたの。
でも、今は違う。
誰に名前を呼ばれても、誰に触れられても、私は何も感じない。
その人でないとダメ。その人の手、声、笑顔でないとダメなの。
その人のキスじゃないと嫌だ。その人のぬくもりしか嫌だ。
約束を破ってごめんなさい。』
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まゆう。(プロフ) - ぽむ.さん» 教えてくださりありがとうございます！この作品、リメイクしているものでして、元が北海道にしていたので、そのままうってしまいました。すみません…。韓国が舞台で合ってます。すぐ訂正致しました。本当にすみません。 (2020年11月4日 7時) (
レス) id: c199fca4fa (このIDを非表示/違反報告)
ピッピ - ジンがチミだったかー (2020年11月2日 20時) (レス) id: d305fb51e1 (このIDを非表示/違反報告)
k.n(プロフ) - さすがです！チミがジミンちゃんかと思いきや、違う誰かがと思いきや！！流れがさすがです！ジンくんの真っ直ぐな愛で思い出しますように♪ (2020年10月29日 9時) (レス) id: 1a3cfb96cd (このIDを非表示/違反報告)
SiN(プロフ) - まゆうさんのジンくん、好きです(*´ω`*) (2020年10月28日 22時) (レス) id: bb3875de40 (このIDを非表示/違反報告)
ピッピ - ジンかっこよすぎ (2020年10月25日 9時) (レス) id: d305fb51e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まゆう。
| 作成日時：2020年10月23日 23時
