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『大丈夫だって。何を心配してるの？
ほんと、ジミンは心配性だね。』
ジミンと話していても、スマホが気になって仕方がない。
チャンミンくんからは、１５分おきにメッセージが送られてきた。
体育の為、１時間返せなかったら、男と遊んでいるの？なんてメッセージが来ていた。
なんだか、チャンミンくんが怖い。
JM「ほら。やっぱり、変。」
ジミンは私の頭を優しく撫でる。
その優しさに涙が零れそうになるけれど、歯を喰いしばって我慢する。
これ以上、心配はかけたくない。
スマホが鳴る。
【校門に着いたよ。】
慌てて校門の方を見れば、チャンミンくんが笑顔で手を振っている。
『じゃあ、私帰るね。』
JM「ソクジンさん？」
『…ううん。チミだよ。』
JM「…そっか。」
ジミンは困ったように笑いながら、手を振って送り出してくれた。
私は慌てて校門へと向かう。
ソクジンさんを待たせている時の怖さとは、また違う。
ソクジンさんにはメッセージを入れておいた。
【サラと遊んで帰ります。】
何故かチャンミンくんのことは言えなくて、私は嘘をついた。
『待たせてごめんね。』
CM「大丈夫だよ。俺こそ、待たせてごめんね。」
チャンミンくんは、私の手を握って歩き始める。
『あれ？私の家、そっちじゃないよ？』
CM「あぁ。俺んち寄って行かない？」
『え？』
CM「俺んちに、小さい頃の写真があるんだ。
見てよ。
そしたら、思い出すかもしれないし。」
『本当！？』
小さい頃の写真。
それを見れば、記憶を取り戻せるかもしれない。
一瞬、ソクジンさんに言われた注意を思い出したが、それよりも、私の中では記憶を取り戻す方が優先だった。
私は、チャンミンくんの家に行くことにした。
やばいと思えば、すぐに帰ったらいいよね。
CM「どうぞ。少し散らかってるけど。」
『ありがとう。』
チャンミンくんのマンションは、学校から歩いて１０分程度のところにあった。
『あれ？ご家族は？』
CM「俺、一人暮らしをしてるの。」
滅多に来ることのない男の子の部屋に緊張しながら、ソファに座る。
CM「ふふ、そんなにも緊張しなくても。
紅茶でも淹れてくるね。」
チャンミンくんはにっこり笑い、台所へと行った。
うん。やっぱり、優しい。
私の微かな記憶の中のチミと一緒だ。
…そう、何度も何度も自分に言い聞かせる。
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まゆう。(プロフ) - ぽむ.さん» 教えてくださりありがとうございます！この作品、リメイクしているものでして、元が北海道にしていたので、そのままうってしまいました。すみません…。韓国が舞台で合ってます。すぐ訂正致しました。本当にすみません。 (2020年11月4日 7時) (
レス) id: c199fca4fa (このIDを非表示/違反報告)
ピッピ - ジンがチミだったかー (2020年11月2日 20時) (レス) id: d305fb51e1 (このIDを非表示/違反報告)
k.n(プロフ) - さすがです！チミがジミンちゃんかと思いきや、違う誰かがと思いきや！！流れがさすがです！ジンくんの真っ直ぐな愛で思い出しますように♪ (2020年10月29日 9時) (レス) id: 1a3cfb96cd (このIDを非表示/違反報告)
SiN(プロフ) - まゆうさんのジンくん、好きです(*´ω`*) (2020年10月28日 22時) (レス) id: bb3875de40 (このIDを非表示/違反報告)
ピッピ - ジンかっこよすぎ (2020年10月25日 9時) (レス) id: d305fb51e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まゆう。
| 作成日時：2020年10月23日 23時
