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SR「でも、このままじゃあ、」
JK「サラ。」
グクが来て、サラの手を握る。
その姿に心臓がチクチク痛む。
JK「ちょっと来て。」
SR「何？今、Aと話をしているの。」
JK「今、サラと２人きりになりたい気分なんだよ。」
そう言ってサラに微笑みかけるグク。
おかしいな。
先生に自分のダンスをダメ出しされたことよりも、今、グクがサラに触れているのを見る方が心臓が痛いなんて。
SR「グクは、いつでも２人きりになれるでしょ？
毎日、部活終わった後、私グクの家言ってるじゃん。」
あっ、そう。
毎日、私の部屋に来るまでは、サラがグクの部屋に来てるんだね。
グクはサラと思う存分イチャイチャして、満足して、そのあと暇つぶしでもしに、私の部屋に来ているの？
よく行っていたグクの部屋。
今はサラが毎日のように行き、あのグクの部屋で、２人で…。
JK「いいから。早く来てよ。」
SR「でも、」
『私はいいから。グクの所へ行ってあげて？
私はジミンと一緒に練習するから。』
私、笑えているだろうか。
所詮私は浮気相手で、グクが好きなのはサラ。
一緒にダンスコンテストに出るという約束も、グクは忘れただろう。
例え叶ったとしても、もうグクの目に私は映らない。
それなのに、浮気相手としてグクと一緒にいつづけることに何の意味がある？
グクのことは、サラが支えてくれるんじゃないかな。
JM「グク。お前、本当に馬鹿。」
JK「は？」
JM「本末転倒って言うんだよ、それ。」
ジミンはグクを呆れたような表情で見ている。
『ジミン？』
JM「A。Aの苦手なところ、一緒に練習しよう？」
ジミンはいつもの柔らかい笑顔を私に向ける。
グクはそのまま、サラの手を引いて練習室から出て行った。
そのまま、その日、２人は部活には帰って来なかった。
・
その夜、グクから連絡がいったせいで、お母さんに晩御飯をしっかり食べさせられた。
昼も夜もたくさん食べて、私はいよいよ太ってしまうな。
そうしたら、もう、グクに浮気相手にすらされなくなるのかな。
部屋に戻って、ひたすら踊り込む。
踊っているときは、グクのことは考えなくても済んだ。
もう、それなら、私はずっとずっと踊っていればいいのかな。
そんな不純な動機で踊っていると、また、やる気のないダンスって言われちゃうか。
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美月 - どんどん変わっていく生活があり、どきどきする (7月31日 4時) (
レス) @page38 id: 9240e7cce6 (このIDを非表示/違反報告)
mii(プロフ) - キュンですね、 (2021年10月2日 9時) (レス) id: d47eb74ff4 (このIDを非表示/違反報告)
まゆう(プロフ) - やんやんさん» 嬉しいコメント、ありがとうございました！これからも頑張ります！！！ (2020年10月26日 23時) (レス) id: 77e5296d5f (このIDを非表示/違反報告)
まゆう(プロフ) - Alssさん» 嬉しいお言葉をありがとうございます！！私の世界観を存分に出せるよう、頑張ります！ (2020年10月26日 23時) (レス) id: 77e5296d5f (このIDを非表示/違反報告)
まゆう(プロフ) - ☆☆さん» 私も、皆様が大好きです！！今更ですが、途中で終わらせるというのは私がしたくなくて、続きを書き続けています！ (2020年10月26日 23時) (レス) id: 77e5296d5f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まゆう。
| 作成日時：2020年9月24日 22時
