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教室に帰って、ジミンと一緒に弁当を開く。
JM「ほら。たぁんとお食べ。」
ジミンが私の弁当の蓋に、自分の弁当のおかずをいくつか乗せる。
『食べられないよ。』
JM「いや、食べろ。それ全部食べないと、お前部活しばらく休ませるからな。」
『今休めるわけないじゃん！！』
JM「なら、食べろ。」
鬼だ。鬼ジミンだ。
渋々、ジミンの好意を口に入れようとしたとき、ドスンと重そうな音をたて、大きな弁当が私の机に置かれる。
黒い、どデカいお弁当。
こんな大きいお弁当、誰のか見なくても分かる。
JM「あれ、ジョングク。どうしたの？
お前いっつも、自分のクラスの友達と食べるじゃん。」
近くの席から椅子を持って来て座るグク。
その顔は、なんとなく不機嫌そう。
『どうしたの？喧嘩でもした？』
JK「喧嘩なんてしないよ。小学生じゃあるまいし。」
『中学生でも喧嘩していたやつがよく言うよ。』
JK「それはっ…。あいつらが、お前のことを狙うとか言うから。」
弁当の包みを解く手元に視線をやりながらボソボソと呟くグク。
JM「そんなこともあったね。
あいつに手を出すなってね。漫画の主人公じゃあるまいし。」
JK「うるさい。」
そんなこと、知らなかった。
トイレへ行ってクラスへ帰ると、グクがクラスの派手めな男子に掴みかかっていた。
騒ぎを聞きつけた先生たちに押さえられ、かなり叱られていた。
それでも、私が何度喧嘩の理由を聞いても教えてはくれなかった。
今になって、その理由を知らされるとは。
弁当の蓋を開き、ギッチリ入ったおかずを、私の弁当の蓋の上へと次々と乗せていくグク。
『待て待て待て待て。何してるの？』
JK「いいから、食べろ。
全部食べるまで、部活出さないから。」
ジミンと同じこと言ってる。
蓋の上に盛られたおかず。
絶対無理でしょ、こんなの。
JK「お前、死んじゃうかと思った。本当に焦った。」
『ただの貧血だよ。』
JK「保健室の先生がそう言ってた。
どうせ、無理なダイエットでもしたんだろって。
Aのお母さんに電話したら、そう言えば最近、晩御飯をほとんど食べてないって。
お前、そんなこと言ってなかったじゃん。」
『言うわけないでしょ。
私ダイエットしててぇ、晩御飯減らしてんだぁっ！なんていちいち報告するか。恥ずかしい。』
JK「…ほら、早く食べて。」
箸でおかずをひとつ摘み、私の口へと突っ込むウサギ。
苦しい。
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美月 - どんどん変わっていく生活があり、どきどきする (7月31日 4時) (
レス) @page38 id: 9240e7cce6 (このIDを非表示/違反報告)
mii(プロフ) - キュンですね、 (2021年10月2日 9時) (レス) id: d47eb74ff4 (このIDを非表示/違反報告)
まゆう(プロフ) - やんやんさん» 嬉しいコメント、ありがとうございました！これからも頑張ります！！！ (2020年10月26日 23時) (レス) id: 77e5296d5f (このIDを非表示/違反報告)
まゆう(プロフ) - Alssさん» 嬉しいお言葉をありがとうございます！！私の世界観を存分に出せるよう、頑張ります！ (2020年10月26日 23時) (レス) id: 77e5296d5f (このIDを非表示/違反報告)
まゆう(プロフ) - ☆☆さん» 私も、皆様が大好きです！！今更ですが、途中で終わらせるというのは私がしたくなくて、続きを書き続けています！ (2020年10月26日 23時) (レス) id: 77e5296d5f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まゆう。
| 作成日時：2020年9月24日 22時
