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JK「とにかく、ダメなものはダメ。」
グクは私の後頭部を掴んで自分の顔の方へと引き寄せる。
唇が触れるか触れないかくらいの寸前で一瞬止まる。
JK「Aは俺だけを見ていてよ。」
『グクはサラしか見てないのに？』
JK「…俺も、Aを見てるよ、いつだって。」
そう言って、唇を重ねる。
ズルい。
そんな甘い言葉に、嬉しくなってしまう私がいるんだ。
そんなの、その場しのぎの嘘だって、分かりきっているのに。
唇を何度も何度も重ねていく。
ついには息ができなくなって、グクの厚い胸板を叩く。
JK「何？」
『死ぬ。』
JK「死んじゃえば。」
『私が死んでいいのか。グク、人殺しになるよ。』
JK「…嘘だよ。Aがいなくなるのは嫌だ。」
クシャリと笑って、ちゅっと軽くキスを落とす。
JK「死なないように、鼻で呼吸してよ。」
『そんな余裕ないよ。』
JK「そうだね。A、凄く気持ちよさそうな顔してるもんね。」
『は！？』
誰か、この変態な幼なじみを黙らせてくれ。
顔を真っ赤にしているであろう私を見て、また嬉しそうに笑うグク。
JK「ねぇ。」
『ん？』
JK「ちょっとだけ触っていい？」
『ダメに決まってるでしょ。』
JK「む。」
身の危険を感じてジョングクの腕から逃げ、ベッドに座る。
不貞腐れたように唇を尖らせるところ、私の知っているグクで、少し安心する。
…いや、その直前に凄いことを言われた気もするけど。
『サラに触らせてもらえば。』
ほんの少し、嫌味のつもりだった。
でも、言った後、後悔をする。
グクがサラに触れるところを想像して、心臓が潰れそうなくらい痛くなる。
そんな可愛げもないこと、言うんじゃなかった。
JK「ねぇ。それ、本気で言ってる？」
いつもより低い声に、恐る恐るグクの方を振り返れば、ベッドの上にあぐらをかいて座り、膝に肘を乗せて頬杖をついている。
ウサギさん、再びご立腹。
いや、なんでこいつが怒るのか分からないんだけど。
JK「俺がサラに触っていいの？」
『触っていいのっていうか、触るでしょ？
だって、サラはグクの彼女じゃん。』
JK「…俺が触りたいと思うのは、Aだけだよ。」
ボソッと呟いた言葉は、より私を混乱させる。
なら、なんでサラと付き合った？
『そんなの、嘘だよ。』
JK「嘘じゃない。」
『サラにも同じこと言うんでしょ？』
JK「言わないよ。」
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美月 - どんどん変わっていく生活があり、どきどきする (7月31日 4時) (
レス) @page38 id: 9240e7cce6 (このIDを非表示/違反報告)
mii(プロフ) - キュンですね、 (2021年10月2日 9時) (レス) id: d47eb74ff4 (このIDを非表示/違反報告)
まゆう(プロフ) - やんやんさん» 嬉しいコメント、ありがとうございました！これからも頑張ります！！！ (2020年10月26日 23時) (レス) id: 77e5296d5f (このIDを非表示/違反報告)
まゆう(プロフ) - Alssさん» 嬉しいお言葉をありがとうございます！！私の世界観を存分に出せるよう、頑張ります！ (2020年10月26日 23時) (レス) id: 77e5296d5f (このIDを非表示/違反報告)
まゆう(プロフ) - ☆☆さん» 私も、皆様が大好きです！！今更ですが、途中で終わらせるというのは私がしたくなくて、続きを書き続けています！ (2020年10月26日 23時) (レス) id: 77e5296d5f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まゆう。
| 作成日時：2020年9月24日 22時
