オンニの彼氏。【JN】

48.【JN】 ページ49

僕は深呼吸を数回して、できるだけ平常心を装って電話にでた。









しかし、電話の向こう側のテヒョンは凄い取り乱しようで、変なことを言うんだ。









[TH「ヒョンっ・・・Aが、事故にあった・・・」]









ほら、何言ってるんだよ。


Aが事故？




だって、Aはついさっき家に・・・









[TH「ヒョンを追いかけていって、途中で飲酒運転の車にひかれたらしい！！

さっき、ジョングクから電話があって・・・

俺も病院に向かってるんだけど・・・急いでいるんだけど、でも・・・ヒョンには知らせないとと思って。

Aに必要なのはヒョンだから。」]








電話越しにテヒョンが泣いているのが分かる。




僕はテヒョンに病院を聞き、電話をきった。





そして、走り出す。



なんで、僕なんかを追いかけたの？

なんで、Aがこんな目にあうの？

悪いのは全部僕なのに。

僕がAを困らせたから・・・






お願いだ。

神様、まだAを連れていかないでください。

僕はまだ彼女に、ありがとうも、ごめんねも、愛してるよも、何も伝えられていないから。





もう、大切な人を失うのは嫌だ。

【続き】→←47.【JN】

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す