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JK「うっわ、ヌナの馬鹿!!!
何ボーッとしてんの!?
負けてんだけど!!」
テレビ画面には、大きくGAME OVERの文字。
JK「ダメ、そんな可愛い顔しても許さない。」
『可愛いって言われて素直に喜んでおこう。』
JK「化粧したら可愛い。」
『それは、すっぴんの私を貶しているのかい?』
JK「お?」
『お?』
グクはこのやりとりが面白かったのか、ケラケラ笑っている。
グクの笑いのツボがイマイチ分かんないなぁ。
休みの日の午前中ということで、化粧はしていないし、前髪はピンで止めておでこを出している。それに加え、可愛いアルパカのキャラクターのパジャマを着ている。
すなわち、女子力の欠片もない。
隣に座るグクは、私と色違いのウサギのキャラクターのパジャマを着て、同じく前髪をピンで止めている。
同じことをしているのに、なぜこんなに可愛いんだ、この弟は。
JK「いって・・・なんで俺叩かれてんの?」
『黙って叩かれといて。』
そんな、いつもの休日。
突然玄関が開く音が響いた。
『お?誰かな?オンマかなぁ?』
JK「2人とも、年末までは帰れないって言ってたよ。」
『そっか。じゃあ、誰?』
オンマはアッパの単身赴任について行っているので、2人はほとんど家には帰ってこない。
そして、私達にはオンニが1人いて、チェヨンオンニは2駅離れた所で一人暮らしをしているため、普段は私とグクの2人暮しだ。
耳を澄ませると、チェヨンオンニの声が聞こえてくる。
それと、誰だろ・・・男の人の声。
少し高めで優しい声。
CY「はい、どうぞ〜!」
「お邪魔します。」
足音が近づいてきて、私達のいる部屋の扉が開けられる。
声の主を見れば、一瞬、時が止まったように感じた。
スタイルの良さに、これまた整った顔。
私と目が合うと、ニコッと優しく笑った。
CY「ヤー!!なんで2人ともパジャマなの?」
そうでした。2人揃ってパジャマだしすっぴんだし、前髪はどっか行ってるし・・・じーっと見られるものだから、恥ずかしくなって隣を見れば、グクが固まっている。
そうだった、この人は人見知りだった。
なんて頼りないんだ。
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SIN-KYO - 主人公のツッコミが面白くて好きです笑更新楽しみにしています! (2019年10月8日 5時) (レス) id: 467b8a1d7b (このIDを非表示/違反報告)
まゆう(プロフ) - Pちゃん()さん» 教えて頂きありがとうございます。その間違いはないよう何度も確認したのですが、見落としてしまっていたようです。今後ないよう、より一層確認を強化します。 (2019年10月7日 6時) (レス) id: c199fca4fa (このIDを非表示/違反報告)
まゆう(プロフ) - 凪沙さん» ありがとうございます!凄く嬉しいお言葉を・・・。今以上努力しますので、これからもよろしくお願いします! (2019年10月7日 6時) (レス) id: c199fca4fa (このIDを非表示/違反報告)
Pちゃん()(プロフ) - ぐぅがジンのことジニオッパって言ってますよ、、、ヒョンですよ、。 (2019年10月7日 0時) (レス) id: 00ec3437ee (このIDを非表示/違反報告)
凪沙(プロフ) - 今まで読んだソクジンの作品で一番面白いです!!これからも更新楽しみにしています~~~ (2019年10月6日 22時) (レス) id: 8438ae182e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まゆう | 作成日時:2019年10月5日 9時