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ここから、一寸の狂いもなく、あの人を撃った・・・。
先輩が椅子を倒していなければ、間違いなく、あの人の心臓を打ち抜いていただろう。
一般人にそんなことができる？
俺でも、ここから命中させるのは無理だ。
ユンギヒョンにとっては朝飯前かもしれないけど。
先輩の所に戻ると、控室のようなところで河童親父と数名の警官と一緒にいた。
『あ、筋肉ウサギくん。どうだった？』
JK「すみませんでした。逃げられたあとでした。」
「全く、お前たちは何のためにわしの警護をしているんだ！！！
犯人を逃がしやがって。
だから、BTSなんていらないんだ。」
凄い剣幕で唾を散らしながら怒鳴るお偉いさん。
俺は拳を握って耐える。
俺が犯人を逃がしたから、BTSがそんな風に言われてしまった。
悔しい・・・。
ドンッ。
音を立てて、河童親父の隣の椅子が倒れた。
『あ、ごめんなさい。強く蹴りすぎましたー。』
自分で蹴った椅子をそそくさと自分で戻している先輩。
「貴様っ！？」
『もう少しで、撃たれて死んでしまうところでしたね？
あの位置だと、間違いなく心臓のど真ん中を貫き、即死でしたよ。』
にっこりと笑っている先輩だが、瞳は笑っていない。
その瞳の冷たさに、俺まで背筋が凍る。
河童親父もタラリと冷や汗を流している。
『私たちは警護を任されました。だから、あなたの命を守りました。
犯人を捕まえて欲しいなら、そう依頼してくれませんかね？
警護なんて他の人に頼んで、犯人の捜査の方を依頼してくださっているのならば、犯人を逃がしやがって・・・なんて言われても納得いくのですが。
その場合、ＢＴＳなんていらないって言われても、返す言葉もないのですが。』
先輩が・・・怒ってる？
自分が言われた時には耐えていたくせに、俺が怒鳴られた時にはそんなに怒って。
・・・何だよ、それ。
『・・・で、どうします？
パン警視監に頼みます？
犯人を捜査するよう、ＢＴＳに命令してくれって。
スピード解決をモットーにしているんですけど・・・。
それとも、このままいつ殺されるかも分からない恐怖に怯えながら生活します？
私だったら絶対嫌ですけど。』
河童親父は悔しそうに顔を歪めている。
「・・・くそっ。おい、パンの奴に電話しろ。」
河童親父は近くにいた部下に命令をする。
こうして俺たちは、警護という仕事から、捜査へと切り替わった。
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もとの(プロフ) - まゆうさん、初めまして。シリーズ堪能させていただいていますが、時々ぶっ込まれるノリツッコミ、こころの声、楽しすぎます！！！もう、だいすきです。しかし、それでいて泣かせてくるんだからもう！ハートマークです！！！！ (2021年10月20日 17時) (
レス) @page43 id: 40906d189c (このIDを非表示/違反報告)
まゆう(プロフ) - ﾏｯｽﾙﾗﾋﾞｯﾄさん» マッスルラビットさん！！！！コメディ要素や、キュンキュン要素をもっとねじ込んでいけるよう、善処いたします！ありがとうございます☆ (2020年8月13日 22時) (レス) id: 77e5296d5f (このIDを非表示/違反報告)
まゆう(プロフ) - Miiiiiiingiさん» ユギオとソクジオ、無理やりですよね（笑）ガチ勢だなんて、嬉しすぎます（T T)（そうなんです、私も書きたいんです。あぁぁぁぁ、少々お待ちください☆） (2020年8月13日 22時) (レス) id: 77e5296d5f (このIDを非表示/違反報告)
まゆう(プロフ) - きりさん» なななななんと嬉しいお言葉を！？そう言って頂けて、涙がドバドバ溢れてきます。私もきりさんが大好きです！！！！ (2020年8月13日 22時) (レス) id: 77e5296d5f (このIDを非表示/違反報告)
ﾏｯｽﾙﾗﾋﾞｯﾄ - グクにそんなことされたらもうそれこそ即死ですね。真面目に。それよりも！コメディーがあったりキュンキュンするところがあったりなど本当に大好きです！続きも楽しみにしています(*^^*)更新頑張ってください！ (2020年8月12日 23時) (レス) id: 4620046a07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まゆう
| 作成日時：2020年8月3日 11時
